【金管楽器】銀色が多い楽器と金色が多い楽器の違いとは? 

中学、高校と吹奏楽部に所属していた私は、トランペット、ユーフォニウムは銀色が多く、ホルン、トロンボーンは金色という印象を持っていました。

楽器店に勤めている現在もそれは変わっていないのですが、先日ふいに「なぜユーフォニウムだけあんなに銀色が多いの?」と聞かれて答えに詰まってしまったので、今回はその答えを考えていきます。

銀色と金色の違い

金管楽器の管の大半は、胴と亜鉛の合金で真鍮と呼ばれる金色の金属でできています。
トランペットやユーフォニアムなど全体が銀色のものは、この金色の真鍮に銀メッキをかけたものなのです。
一方金色の楽器はクリアラッカー(無色)やゴールドラッカー(金色)などの塗装がかけられています。
少数ですが金メッキの楽器を使っていらっしゃるかたもいらっしゃるようですが、ここでは割愛します。
(メッキ・ラッカーの違いはこちら

なぜ銀メッキ(・ラッカー塗装)の楽器を選ぶのかというと、プレイヤーの方がその吹奏感や音色を好んだからだと思います。
ラッカーの楽器は、地の真鍮よりも塗料のほうが柔らかいため、音抜けが良く吹きやすいと言われており、明るい音色です。
銀メッキの楽器はというと、クリアで柔らかい音色で、金属の比重が大きいため抵抗感は強くなります。

楽器の特性

ここで、「ホルンだって柔らかい音が必要じゃないか?」とお思いのかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

トランペット・ホルン・トロンボーン・ユーフォニアム(ここでは当店で取り扱いのある楽器のみ紹介させていただきます)
それぞれ楽器の形も違えば、バンドの中での役割、音色が違っています。

トランペットは音色の傾向から、クラシックを演奏する吹奏楽やオーケストラでは銀メッキが多く、ジャズやポップスでは明るくヌケの良いラッカーのモデルが選ばれる傾向にあると思います。

ホルンは楽器全体が丸く、マウスパイプからベルまでくるくると渦を巻いており、抜差管以外にストレートな管はほどんどありません。
また、他の金管楽器のベルが正面や上に向いているのに対して、ホルンはベルが後ろに向いており、ベルにすこし手を入れて吹くため、音が柔らかく聞こえます。
曲中では、迫力のある咆哮も深く柔らかな音色のハーモニーも受け持ちます。
形状的に柔らかく聞こえる楽器のため、銀メッキの楽器がすくないのではないでしょうか?

トロンボーンは色々な役割を受け持つのですが、硬く鋭い音を求められることの多い楽器のため、銀メッキはそれほど多く使われていないように思います。

ユーフォニアムの魅力は副旋律!伴奏や主旋律も担当します。
明るく華やかな音というよりは、柔らかな音が要求されるため、銀メッキの楽器が多く使われているのではないでしょうか。

おわりに

そもそも銀メッキかラッカーかどちらが多いか、調査に基づくものではありませんし、あくまで私の周りでのお話になります。

銀メッキの楽器を選ぶのか、ラッカーの楽器を選ぶのかはつまるところ「プレイヤーの好み」です。

「私は銀メッキのホルンを使っている!」「自分の周りではここで書かれている傾向とは全然違った!」という方もいらっしゃるかと思います。
その楽器を選んだ理由などコメントをいただければ嬉しいです!

当店では、

  • フルート/ピッコロ
  • オーボエ
  • クラリネット
  • サックス
  • トランペット/コルネット
  • ホルン
  • ユーフォニアム
  • トロンボーン
  • マウスピース/リガチャー
    といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
    買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

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