ドラムヘッドの「アンバサダー」って? 

ドラムヘッドの話題の中、「アンバサダー」や「エンペラー」といった単語を耳にしたことはあるでしょうか。ドラマーには常識なのですが、ドラマーじゃない方や初心者の方はピンとこない場合がほとんどではないでしょうか。個人的にアンバサダーはコーヒーの機械をイメージしてしまいます。 実はこの「アンバサダー」や「エンペラー」というのはREMO社の商品名でヘッドの厚みを示すもの。ドラムヘッドではREMO社が世界標準… 続きを読む

REMO コーテッドヘッドの日本国内仕様と海外仕様の違い 

1957年にプラスチック製のドラムヘッドを発売し、本皮ヘッドが主流だったドラム業界の常識を打ち破って以降ドラムヘッドのトップメーカーに君臨し続けるREMO。 そのREMOの定番モデル、コーテッドアンバサダーは叩いたことがない人を見つけるほうが難しいほどの世界基準のドラムヘッドです。 そんなコーテッドに日本国内仕様と海外仕様の2種類あるのはご存知でしょうか。 (ヴィンテージタイプも含めると厳密には3… 続きを読む

新品なのにボコボコ!? スネアドラムのハンマード加工とは 

こちらのLudwigのブロンズスネア、扱いが酷くシェルがボコボコに、なんて可哀想なスネア、、、というわけではなく「ハンマード加工」といって、わざとシェルを凹ませる加工が施されているのです。 私は昔、GLAYや氷室京介のサポートドラマーとして活躍されるToshi Nagaiさんのシグネイチャーモデル「Pearl TN1465」ではじめてハンマードスネアを見てから、その特徴的なルックスが好みになりまし… 続きを読む

パワフルな音色と高い耐久性を備えたチップレススティックとは 

ドラムスティックのほとんどは先に向かってくびれており先端にチップを備えています。 このチップの大きさや形で音量や音色、リバウンド感覚なども変わってきます。 しかし中には、写真のLOS CABOS Shotgunsのようにチップがないチップレススティックというものも存在しており、同じくチップレスのPROMARK TXRKWロックノッカーは、惜しくも2023年2月14日に51歳という若さでこの世を去っ… 続きを読む

【11月11日は何の日?】楽器・音楽にまつわる記念日 

4弦ベース

先週の金曜日、11月11日は〇〇の日。 日本記念日協会によると1年で最も記念日が多い日だそうです(2022年11月6日時点)。 皆さんは、〇〇の中に何を思い浮かべますか? ポッキー&プリッツの日、チンアナゴの日、鮭の日…など色々ありますが、楽器店スタッフとしては「ベースの日」が一番に思い浮かびます。 1が4つに並んでいるのが、ベースの4本の弦に見えることが由来で、 音楽プロデューサーでベー… 続きを読む

ドラマーが耳栓を使うメリットとデメリット 

スタジオでの練習の後などで耳が聴こえづらくなった経験ありませんか? この聴こえづらい状態は、長時間大音量にさらされることで聴力をつかさどる細胞が損傷することで引き起こされます。 特にドラムは音域が広く、音量は130dBにもにも達し、これはジェット機のエンジン音や落雷に匹敵します。 こんな大きな音に演奏の度さらされているドラマーの耳には、知らず知らずにもかなりの負担がかかってしまっています。 症状は… 続きを読む

ドラムスティックの標準”5A”とは 

ドラムは貸しスタジオやライブハウスにドラムセットが常設されていることがほとんどで、ギターなど他の楽器とは違い楽器本体を必ず買う必要がありません。 このため、絶対に必要なのはスティックくらいで、意外かもしれませんがドラムは始めるハードルがかなり低い楽器なのです。 (もちろん、こだわりだすとスネアドラムやキックペダルなどが欲しくなってくるのですが、、) 今回はドラマーとなって最初に購入するスティックの… 続きを読む

インパクト抜群! 常識を覆したPAiSTeのカラーシンバルとは 

こちらは先日買取させていただきました、表面にカラーコーティングを施したPAiSTeのPST7シリーズのシンバルたちでございます。 (通常、PST7にはカラーコーティングはラインナップされていませんので、楽器店による別注品と思われます。) 今回は、存在は知っていても多くの方が使ったことがなく、馴染みがないであろうカラーシンバルをご紹介していきたいと思います。 PAiSTe カラーシンバルの歴史 シン… 続きを読む

キックペダル調整の基礎知識 

ドラムの演奏においてビートの要となるバスドラム。 そのバスドラムを打つキックペダルは足で操作するため、少しのセッティングの違いで大きく踏み心地が変化します。 この調整が自分にあっていない状態だと、ペダルが重くてモタったり、逆に突っ込みすぎてしまったりと不安定な演奏になってしまうことにも繋がります。 マイペダルを持っている人はもちろんですが、スタジオなどの常設のペダルを使う場合にも踏みにくいと感じた… 続きを読む

復活を遂げたなにわのドラム魂! 

早いもので2021年も残り半月。 年末の整理時期ということもあり、当店ではありがたいことに多くの楽器を買取させていただいております。 入荷した商品は続々と販売サイトへの掲載しておりますのでお楽しみに。 こちらは先日入荷したSAKAE Axelandorのツインペダルモデル。 真円から偏心まで3段階に調整可能なマルチ・アクセル・カム・システムや、着脱可能式ヒール・システムなど独自のメカニズムをふんだ… 続きを読む