楽器店に売るか、ヤフオク!・メルカリで売るが得か。 

かなりガッツリな記事です。
どうやって売ろうか迷われている方には非常に参考になるかと思います。

どうやって売るのが一番「得」か?

楽器店に売るか、ヤフオク・メルカリで売るか

ヤフオク!、メルカリなどを含む個人間取引のためのプラットフォームが充実した昨今、楽器店に売るよりも高額で売却することが「できそう」ですが、その真相は?

実際に当店スタッフが個人所有のギターを売却までおこない、その詳細を比較してみました。

まずはそれぞれの売却方法の条件比較

 ヤフオク!メルカリ楽器店
IDの取得プレミアム会員※1アプリ取得&登録不要
利用料月額498円0円不要
売却手数料8.64%※210%不要
送料自由設定自由設定不要が主流

※1 フリマでは不要
※2 フリマでは10%

<ID取得・利用料>
取得は手間のようだが、既に持っている方からすればハードルではない。
但し、ヤフオク!では使わなくても毎月498円かかり、また、ヤフオク!・メルカリともに売却が成立した時には運営側に支払う、結構割高な落札手数料が発生する。

<販売価格>
ヤフオク!は即決を付けなければ入札により伸びる可能性があるが、目立たそうと安価からスタートすると伸びずに終了してしまう可能性がある。

メルカリも売り手が値段をつけることができるが、オークションのようにそれ以上の値段がつく可能性がない。商品知識・相場感覚がないと大損してしまう可能性がある。

楽器店は基本的に楽器店の言い値。想定していた金額にならないこともある。ただし納得できなければ断ることは可能。

<送料>
自由設定だが、落札者負担にすると売れにくくなる。楽器店は負担してくれることが多い(着払いOK)。

条件まとめ

細かいルールや、決済方法など諸条件で費用が変わることもありますが、基本的にはこういった条件です。

個人で売ることにフォーカスすると、登録だけなら月額料金のないメルカリがお得ですが、落札手数料が割高となります。

楽器店に売るのが全体的にお手軽&気軽なようですが、やはりいくらになるのかが気になるところ。

商品の価格によってどの売り方にするかを考えないと、結果的にどちらが得になるかは割り出せないですが、普段からそこまでしている方はもはやプロの域。このページはご覧いただいていないと思います笑

実際に売ってみた!

ヤフオク!説明文

商品:Fender American Vintage 52 Telecaster 1992年製
経緯:10年ほど前に中古品を購入したもの
状態:クラック、バインディングの剥がれが若干ある程度の良品
整備:Qsicと同レベルのセットアップ済み

※実際にご購入いただいたお客様がおられますので、商品名と画像は架空ですが、中古市場での商品の認知度・需要、価格帯は同じような商品を選んでいます。

実際に売却したスタッフ(以下:ス)
『個人所有のもので、欲目によるものもあるかと思いますが。Qsicで販売をするとすれば税別148,000円ほどかなと想定。買取の場合、状態を鑑みて95,000円ほどで買取をする程度の商品と思われます。最初はヤフオクで140,000円にて出品。』

ヤフオクでの反応

ス『個人が出品するにはやや高いかなとは思いつつ5日間の期間を設定。アクセスは着実に稼ぐもののウォッチリストは伸びず。5日終了時点で100以上のアクセスに対しウォッチは1桁。』

ス『出品から1か月ほど、ちょこちょこと値段を下げたり、出品文を訂正したりしていましたがあまり状況は変わらず。』

ス『その間、一切質問など直接的なリアクションはない状態。ヤフオク!に掲載中の別出品者の同グレード、同メーカーなどの商品を検索してみるとどこも同じ様な状況ですぐには売れていない印象。あまりにも反応がないので、メルカリに切り替える。』

個人出品で楽器店と同じ価格で売るのはなかなか難しい模様です。
店と同レベルのセットアップを施していても、なかなか信用してもらえません。

メルカリでの反応

ス『どうしても手数料が10%と高いため、ヤフオク!よりも高い145,000円からスタート。』

ス『CMなどで24時間以内にほとんどが売れるという触れ込みではあるが、価格の影響もあるかとは思うが売れない。
24時間を経過した時点で、「値下げしませんか?」とメルカリからアラートが出る。
若干値段を調整して、自身のコメント欄に価格を下げてその旨を掲載。すると最初ほどの勢いはないが「いいね!」がちらほらつく。』

ス『2日、3日と過ぎていくと、どんどんリアクションがなくなる。新着商品に押し出され、個別に検索しないと出てこない状態。
さらに数日が過ぎ、やはり売れない、もう少し値段を下げて、また下げた連絡をコメントにて報告。同じような反応が来る。』

ス『値下げ→注目が上がるのと比例して、値下げ交渉はどんどん来る。』

ス『他の出品者やライバル商品を調べてみると、売れている価格が本当にバラバラ。しかし、ヤフオク!の価格と比べると全体的に安い印象を受ける。』

ス『その最中、偶然以下のようなやり取りを発見。』
質問者:〇〇円になりませんか?
出品者:それだと普通にお店に売るのと一緒なので無理です。
質問者:■■円だと無理ですか?
出品者:手数料が高いのでその値段では無理です。
質問者:では、300円で出し直してもらって、指定の口座に△△円を振り込む形はどうですか?手数料がかからないと思いますよ!
出品者:規定に抵触すると思いますので遠慮します。』
やり取りはここで終了。この後この取引がどうなったかは不明。』

客観的に見ていても、価格に対する問い合わせはかなり多いように思います。
購入者側からすると、本当のフリマのようにどれだけ安く買えるかがポイントのようで、高く売るのは至極困難か。

<メルカリの特徴>

  • 手数料を差し引いた金額が自動計算されて分かりやすい。
  • 「いいね!」がつく速度は速いが、ヤフオク!のウォッチリストほど購入意欲に直結したものではない。
  • 送料は出品者側が持つのが鉄則。
  • パソコンでは操作が出来ない。
  • ノークレーム、ノーリターンは規約違反で、購入者側からの連絡は必ず受けないといけない規則が明記されている。
  • 購入者が「受け取り評価」をしたら取引が完了する。が、そこから先でも揉めるケースがあるらしい。
  • 個人売買なのに販売終了後もアフターフォローしないといけない。

2度目のヤフオク!

ス『2週間ほどメルカリに掲載するも売れることなく、また不安な点もあったためヤフオク!へ再度掲載を始める。』

ス『やはり個人での出品ということ、現状既に1か月半ほど売れていないことから、オークション終了の度に大きく値を下げていく。』

ス『115,000円を切る辺りから、アクセス数・ウォッチリストが急激に増える。』

ス『108,000円スタート、112,000円即決にて出品。質問が入り落札へ。』

ス『最終的には店が売っている価格には到底及びませんでした。』

重要なまとめ

最終的には楽器店に売るよりは高い金額で買い手が見つかりましたが、落札手数料を差し引くと手取りは112,000円-8.64%=102,323円となります。

仮に楽器店が95,000円で買い取りをしていたとすると差額は7,000円。この差額と、以下のデメリットを天秤にかけた時、どちらが重たいでしょうか?

  • 売却まで50日ほど要した
  • 出品・価格調整の手間
  • 質疑応答、連絡の手間
  • 梱包資材がない
  • 梱包の手間、運送業者に預ける手間
  • 場合によっては送料の負担
  • お金が支払われるまでの心配
  • 届けた後のフォロー(発生した場合)

お金は急いでいないからいつか売れたらそれでいい、など、時間的に猶予のある方はじっくりやってみるのも良いかもしれません。
また、回転率の良い単価の低いものや、梱包が楽な小さなもの、引く手数多の激レア品などはそれほど値崩れはなさそうです。

逆に何か買いたいものがあるなどで売却を検討されている場合や、まとめてたくさん売りたい場合などは、即金・文句なしの楽器店が便利なように思います。
また、下取りの場合は買取金額がさらにアップする店舗も多数ありますので、場合によっては自分で売るよりも高く買ってくれるケースもあります。
面倒くさいことが苦手な人は、最初から避けた方が良いとも思います笑

実際、当店にお売りいただける前に「ヤフオクで試してみたけどダメだったから」、という方も多くおられますので、お値段を確かめたいだけ、という場合でもお気軽にお問い合わせください。

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記事内容は2017年9月13日の環境を元にしています。

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