新品なのにボコボコ!? スネアドラムのハンマード加工とは 

こちらのLudwigのブロンズスネア、扱いが酷くシェルがボコボコに、なんて可哀想なスネア、、、
というわけではなく「ハンマード加工」といって、わざとシェルを凹ませる加工が施されているのです。

私は昔、GLAYや氷室京介のサポートドラマーとして活躍されるToshi Nagaiさんのシグネイチャーモデル「Pearl TN1465」ではじめてハンマードスネアを見てから、その特徴的なルックスが好みになりました。
TN1465も買いましたし、現在はLudwig LB550Kを愛用しています。

今回はそんなハンマード加工について少しご紹介していきたいと思います。

ハンマード加工とは

メタルシェルにハンマリングで凹凸をつける加工。
1980年代から存在し、Ludwigが元祖ではと言われています。

以降、各社からハンマードスネアが登場しましたが、今日ではレギュラーラインナップになっているモデルは少なくなっています。
そんな中、元祖と言われるLudwigではバリエーション豊かなモデルをラインナップしており根強い人気を持っています。

加工にはシンバル同様、手作業のハンドハンマリングと均一さが特徴のマシンハンマリングがあり、深さや大きさ、ハンマリングの数はメーカー/モデルによっても様々です。

サウンドの特性

ハンマード加工はルックスの変化はもちろんサウンドにも影響がありますが、
シェル内部の凹凸により反響が複雑になり倍音がふくよかになるという派と、
音のキレが増しタイトになる派があるようですが個人的には、後者のニュアンスを感じています

凹凸により反響が複雑になるのもあるとは思いますが、
ハンマリングによりシェル自体の剛性が強くなっているのが影響してるとではと推測しています。
硬めでキレのあるトーンになりますので、
ノーマルシェルのモデルでは少しインパクトが足りないという方におすすめです。

ベース、ドラム、アクセサリ担当:前田

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