管楽器奏者にとって1年の中でも特大イベントとも言える吹奏楽コンクールの練習も大詰めになってきましたね。
暑い日が続くので体には十分に気をつけて悔いの残らないよう頑張りましょう!
体調もそうですが楽器もしっかりとメンテナンスしておこうと7月辺りから調整に出される方も多くいらっしゃると思います。
その時にこんなことを聞くことはありませんか?
バランスだけ見直しますね。バランス崩れてますね。などなど、よく聞くけど詳しいことは分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、楽器のバランス調整についてご紹介いたします!
バランスとは
すべての木管楽器に必要なバランス調整ですが、ざっくりと以下のような認識をお持ちの方が多いかなと思います。
・音が出しにくい
・音程が悪い
・音ムラがある
これはすべて正解です!
バランスが崩れてくるとこのような不具合や音色に大きく影響してきます。
詳しいも何もわかってますけど!というお声もあるかと思いますが、見ただけでも判断ができることもありますので、どのような状態になっているかも見てみましょう。
バランスが崩れている個体
見た目だけで判断ができるものをご紹介していきます。
大きく分けて①同時に塞がるはずのタンポ同士が塞がっていない。②遊びがある(キイを押さえたときに違和感がある)。の2パターンあります。
①同時に塞がるはずのタンポ同士が塞がっていない。
押さえたときに片方のトーンホールが閉まっているのに対し、もう一方は隙間が空いている状態です。
(かなり分かりやすい状態ですので実際にここまでであれば音は出ません笑)
見た目で分かりにくい場合も多いのですが、連携しているキイを押さえてフカフカする場合はズレている可能性があります。
対処法:キイを矯正するか連携部のコルクを適正なものに交換する
②遊びがある(キイを押さえたときに違和感がある)
連携しているキイ同士の間に隙間があり、押さえたときにカクっとした押し感がある状態です。
こちらは上記と違い分かりやすいかと思います。
こちらは音色というよりも操作性に影響してきますので、押さえづらさやノイズの原因になったりもします。
対処法:連携部のコルクを適正なものに交換する
まとめ
いかがですか?
楽器によっては遊びがもともと必要だったりもしますので、全ての連携部に該当するものではありませんので、自分の楽器には遊びがある!?とびっくりしないように、心配な場合は一度楽器店まで持ち込んでみてくださいね。
また、吹いていると徐々に変化をしていくものでもありますのでズレてしまっていることになかなか気づけません。
半年に1回、少なくとも年に1回は定期メンテナンスをおこなうように心がけ心地よい楽器Lifeをお楽しみください^^
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