ダブルホルンの押しF・押しB♭ってどうして切り替えるの? 

時々、ホルンを買取をさせていただく中で、「この楽器今は押しFに変えてもらっています!」や購入を検討されている方からも「この楽器は押しB♭のままですか?」などご質問をいただくことがあります。
確かにF/Bの切り替えによって運指は変わりますが好みの問題では??、そもそもなんで切り替える必要があるのか。。。
今回はその疑問とともにメリット・デメリットなどご紹介いたします!

ホルンのF/B♭管の構造

メリットデメリットの前にホルンは非常に広い音域を担当しますが、その音域によってF/B♭を切り替えて演奏しています。

また音色や吹奏感に違いがありますが、Fの時もB♭の時も同じ音が出せる音域もあります。
F管のほうが管長が長く、B♭管は短い管を使用し演奏されています。

押しB♭の特長

中学の吹奏楽部などではB♭管のみしか使われないこともあり、高音が当たりやすく安心して吹きやすいと言われています。
音が明瞭ではっきりとした音色が特徴です。
他のロータリーと紐の巻き方が同じになります。

メリット
・息が入りやすい
・倍音がそこまで多くないので音を外しづらい
・高音域出しやすい

デメリット
・音程が悪い音がある
・音色が軽くなりやすい

押しFの特長

ずっと第4レバーを押しとかなくてもよく、音色もふくよかな点が特長です。
管が長い分、程よい抵抗感があり吹き応えのある柔らかな印象です。
他のロータリーと紐の巻き方が違います。

メリット
・基本親指を使わなくて良いため楽
・力まず演奏ができる
・深みのある音色

デメリット
・抵抗感があり鳴らすのにコツがいる
・倍音が多く音を外しやすい

まとめ

いかがでしたか?
特に理由なく簡単に変えるというのも少し難しいのかなと感じますね。
ただそれぞれにメリットもありますし、切り替えによってお悩みが解決するのであれば試してみてはいかがでしょうか?
機会があれば、実際に変更する前に一度吹かせてもらうといった事ができるとなお良しですね!

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