マウスピースは消耗する⁉~音の決め手となるパーツ~ 

Qsicでは楽器本体だけではなく、マウスピースやリガチャーなども積極的に買取させていただいております。マウスピースは息を楽器本体へ伝える重要な役割を持ったパーツです。
当店ではマウスピースの販売をおこなっておりますので、気になるものがございましたらぜひ店頭でお試しください!

今回はマウスピースの消耗にまつわる豆知識をご紹介いたします。

今の音色や吹奏感は理想的ですか?

「最近リードがどれも合わない気がする」「音程が合わせにくい」「音がモヤモヤし、レスポンスが悪い」など感じたことはありますか?もしかすると、マウスピースの消耗が原因かもしれません。

管楽器では、木管楽器(クラリネット、サックス)も金管楽器も出した息が1番はじめに通るのがマウスピースです。そのため、マウスピースの状態は音へダイレクトに影響しています。木管楽器のマウスピースが使用するうちに本来の形から変化すると、上記の症状や、音の輪郭がぼやけたり、音にガサガサとノイズが増えたりすると言われております。
私も実際、練習をがむしゃらに頑張っても自分の思う音が出せず悩んでいた際にマウスピースを変えたことで、かなり吹きやすくなったという経験があります!

マウスピースを替える目安

セッティングや使用頻度で異なりますが一般的にはラバーは2,3年、メタルは4,5年が寿命または替え時と言われています。
なぜ寿命や替え時があるかというと、ラバーマウスピースはプラスチック素材のものもありますが、主にはエボナイトという天然ゴムと硫黄を混ぜ練り上げ加熱し結合させたもので作られており、息を通し続けたり、リードが振動することで削れ変形していくものだからです。

    

写真(左)のような白い傷が写真より広範囲についていたり、先端付近が欠けたりする場合はマウスピースの買い替えをおすすめします。吹き心地に違和感を感じたら1度お使いのマウスピースを確認してみてください。

少しでも長く使うために

毎日練習をする学生さんのように演奏頻度の高い場合どうしても消耗は避けられませんが、少しでも長く本来の状態でストレスなく演奏するための方法をご紹介いたします。

マウスピースを替える目安のほうで少しお話しましたが、マウスピースは主にエボナイトという天然ゴムが素材として使用されています。グニャっと急に歪んだりすることはありませんが、固く見えてもちょっとした傷、劣化、変色はすぐに起こってしまうのです。
今、演奏後にスワブをマウスピースに通している方もいるのではないでしょうか。もちろん口を直接当てる部分なので清潔に保つことは大事なことですが、毎回スワブを通すことで息の通り道であるマウスピースの内側がどんどん削られてしまい響きや吹奏感を変えてしまう原因となってしまいます。

水分を拭き取る際はマウスピースを楽器から外し、マウスピースの下(楽器本体側)から軽く息を吹きます。そうすることでマウスピースの内側の水分が流れてくるので出てきた水分をスワブや、より柔らかいティッシュなどで拭き取ります。多少の水分は拭き取りますが自然乾燥を基本にし、掃除をするときは綿棒や柔らかい布を使うようにするとマウスピースには優しいです。

また、マウスピースにリガチャーを着ける際やキャップをはめる際にマウスピースの先端にあたってしまうと傷や欠けの原因になりますので、あたらないように丁寧に着けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回の掲載で少しでもマウスピースの性質や音との関係について知っていただけると幸いです。最後まで見ていただきありがとうございました。
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

【プチニュース】

店頭ではマウスピース、リガチャーの展示を始めました!!
木管、金管どちらのマウスピースもございます。ウェブ販売もさせていただいておりますが、まだウェブでは販売されていない商品もご覧いただけます。お試しもしていただけますのでお気軽にスタッフまでお声掛けください。店頭でお待ちしております!

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