Gibson Custom Shop Historic Collection 1968 Les Paul Custom CVW 

入荷したなかから好きなギターを紹介したい。

突然ですが、入荷してきた商品や個性のある在庫をアピールしたい。
サラっと読める記事なので楽しんでいただけたら幸いです。

2020/8/21の記事。

今年の夏はSadowsky NYCのエレキギターが入ってきたのが印象深かったです。



Sadowskyはベースのイメージが強いのですが、Sadowskyのエレキギターは入ってくると注目度がとても高いですね。
珍しいのももちろんですが、やはり商品の質がとても良いです。
2段階のプリアンプを内蔵、アクティブサーキットの不意なトラブルにも対応出来る様に完全パッシブのモードを含めた3wayのミニスイッチが搭載といった実践的なコントロールを備えたモデルでした。
レコーディング時の外来ノイズに困っているというミュージシャンの声に応えた仕様です。

少し話はズレますが、Sadowskyのエレキギターに試奏が入る度に店頭でお客様に「特攻の拓」に登場した天羽”セロニアス”時貞の話をするのですが、ご存知ない方が多いのでそろそろやめようと思っています…。
(ちなみに、天羽”セロニアス”時貞はサドウスキー製のエレキギターを漫画作中で愛用していたキャラクターです。)

アーティストがブランドに価値や箔をつけるという図式が多いギターやベースですが
漫画、アニメ、映画、等に出てきたギターやベースもカッコよく見えますね。

–Sadowskyとは
1979年にロジャー・サドウスキー(Roger Sadowsky)がリペアショップとして創業。
改造や修理が専門でしたが、後にベースやギターの販売を始めます。
代表的な顧客にマーカス・ミラーがいます。

アーティストがブランドに価値や箔をつけるといえば、Gibsonが特にその傾向が強いように感じます。

ということでギブソンのギターでお気に入りを1本ご紹介いたします。

Gibson Custom Shop Historic Collection 1968 Les Paul Custom CVW




当店の管理番号[NG664]の個体です。

1968と商品名に入っている通り、メイプル・トップ仕様のお品です。
レスポールカスタムは、ボディトップにメイプルを貼っていない仕様のものとメイプルを貼っている仕様のものがあるなど、仕様の変遷があるのでその辺りも購入の際に悩ましいギターです。
日焼けしたホワイトのカラーリングがたまらなくカッコいい1本。

マルチセルバインディング、ゴールドパーツ、ヘッドにはスプリットダイヤモンドインレイのあたりが、レスポールカスタムのひと目見てわかりやすい特徴です。
高級機種とひと目見てわかるルックス。

こちらの個体はブラスナットに交換、ステンレスフレットに打ち替えられています。
音質は硬くなりますが、フレットの減りを気にせずプレイできるのがいいです。

ステンレスフレットを使うメリットは、音の立ち上がりの素早さ、ベンドもなめらかで、レガートもやりやすいといった箇所です。

EMGピックアップに交換されており、アクティブの電装系に改造されています。
EMGの文字の時点で、ピックアップの型番の組み合わせを予想できる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(定番の85と81の組み合わせです。)

楽器は音が重要であるにも関わらず、パーツの話や仕様のことでお話が出来て、持ってみたフィーリングも文字で伝わることもあるのが面白いですね。
パーツだけで音が決まるわけではないですが、どんな特徴が付与されるか等、想像したりできるのが楽しみのひとつでもあります。

もし、当店の在庫で興味をお持ちの商品がございましたらぜひお問い合わせください。
「○○のパーツが変わっていますが、演奏性や音はどんな感じですか。」といったご質問でもできる限りわかりやすくお答えいたします。

当店はお客様から買取させていただいた商品を販売しております。
内容によっては買い取れないこともございますが、今回ご紹介したレスポールカスタムのように、Mod箇所のあるお品でも買い取れる場合がございます。
ぜひ一度ご相談ください。

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