憧れのプレイヤーやアーティストがいて、
「あの人の音が出したい!」
と思うときがあります。
しかし、全く同じ音を出そうとして、すべて機材をそろえるとどうなるでしょう?
とても一人で運べない量、重さ、金額になってしまいます。
そこで、できるだけ簡素な機材で、アーティストの音を再現する方法をここでご紹介したいと思います。
今回は(第一回目)ベーシストでありプロデューサーでもある、マーカス・ミラー氏の音に迫ります。
使った機材はこちら。
- Bacchus WJB-400R Ash(ジャズべタイプ)
- BOSS GEB-7(イコライザー)
- BOSS CS-3(コンプレッサー)
エフェクターは2つともBOSSのスタンダードなものです。
エレキベースに関しても、かなりコスパの良いモデル。
おそらく、ほとんどの方がお持ちのエレキベース(ジャズべタイプ)で代替が可能でしょう。
これらを接続し、インターフェースを通してGarageBandで録音します。
ソフトウェアでの音の加工は一切なし。
ベースのツマミは全てフルです。
ちなみに音の参考にした素材は、同氏の「Rampage」という曲です。
では、エフェクターの設定を見てまいりましょう。
GEB-7
低域と高域を上げ、ミドルを下げる。という、分かりやすいドンシャリ設定。
「そんなに!?」というほどのドンシャリですね(笑)
マーカスミラーのプレイスタイルの特徴は、何と言ってもあのスラップです。
プルをした時の、弦がバチっという高域と、サムの時の迫力ある低域。
まずはここを目立たせます。
CS-3
また、マーカスミラーのサウンドの特徴に、コンプ感があります。
それをCS-3で再現してみましょう。
音の立ち上がりをATTACKで、音の長さをSUTAINで調節します。
LEVELで、コンプがかかった後の音量を上げたり下げたりします。
また、TONEで少し高域を強調しています。
GEB-7だけでは、高域が物足りなかったのでCS-3で足しました。
そのぶんGEB-7の低域部分も少しシャープになってしまいますが、そこは仕方がないですね。
しかし、かなり近いところまで攻めることができたのではないでしょうか?
BOSS2つだと、ギグバッグのポケットに入りますし、DTMでも場所をとりません。
皆さんも是非お試しください!
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