知らなくてもいいけど、知ってしまうとつい人に教えたくなる豆知識 

木材

ギターやベースに使われている木材には、

アッシュ
アルダー
マホガニー
メープル

などがあります。

それぞれどのような特徴があって、音にどのような影響を与えるかは以前にも紹介したと思います。

今回はそんな木材たちの、知られざる背景と、楽器以外ではどのような用途で使われているかという豆知識をご紹介!
意外と「へぇ~!」となるかもしれません。

【アッシュ】
適度に堅く、耐久力もあるアッシュ材は、野球のバットやオール、ホッケースティックなどのスポーツ用品の材料として使われる事も多いのです。
アメリカのメジャーリーガーもアッシュ製のバットを使用していることがあります。
その他の利用方法としては家具材、合板、内装のフローリングなどにも使われています。

【アルダー】
比較的柔らかい材で、加工性の高い木材。
ヨーロッパでは聖樹の一種として、その昔「神聖な木材」と言われ広く崇められていました。
楽器以外の用途としては家具材、ドア材、彫刻材、造作材などに使われています。

【マホガニー】
レスポールやSGでおなじみの木材です。
乾燥による狂いがほとんどなく、耐久性があり、加工性も高い木材です。
マホガニーは、「森の宝石」「カリブの宝」と言われることがあり、高級木材として取引されています。
楽器以外のヨーロッパの宮殿、ホテルや豪華客船の内装、家具、高級車のハンドルなどに使用されています。

【メープル材】
メープルシロップで有名なあの木です。
重く固い材質なので加工は難しい木材です。
メープル材は、バットやボーリングのレーンの床材、ダンスフロアーの床など、強い衝撃が加わる部分に使用される事が多いです。ピアノのアクションや運動器具にも利用されます。

また、メープルには、バーズアイメープルというものもあり、メープルの中にごく稀に発生する希少なものです。
しかもバーズアイの部分は、表面近くの1/5のみしかとれないため、大変貴重で高級な材です。
その希少性と美しい模様からか、ヨーロッパでは幸せを呼ぶ木という伝説もあり、エリザベス女王の居室やロールスロイスの内装にも用いられているという、非常に特別な木なのです!

楽器の音に、直接関係することではありませんが、使われている木材の別の一面を知ると、普段使っている楽器を違う面から見る事ができて面白いですね!

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