調整する頻度は?管楽器編 

当店で中古管楽器をご購入いただいたお客様に度々受ける質問があります。
それは、「メンテナンスはどのくらいの頻度で持ってくるものですか?」というものです。
今回は当店の管楽器専門スタッフがおすすめする頻度や調整目安などをご紹介いたします。

木管・金管別調整内容

ここでは大きな修理ではなく、”日々の演奏の積み重ねで必要になる調整とは何か”
という部分にフォーカスしご紹介いたします。

●木管
・オイル類の補充(注油)
・バランス調整
・タンポ調整、交換
・コルク交換

●金管
・オイル類の補充(注油)
・洗浄、クリーニング
・ピストン抜差管点検、調整
・消耗品交換


オイル類の補充(注油)

木管・金管共通しておこなわれ演奏者にも身近な調整です。
キイやピストンがカチャカチャなどノイズがするとその音が演奏の邪魔をしてしまったり、動作不良の原因になる場合があります。
そのため、金属の摩耗を防ぐための楽器の保護、操作性の向上などの目的があります。

木管 バランス調整

木管楽器では軽微なものから重度なものまで最も頻繁におこなわれる調整です。
バランスが崩れると、音が出にくくなったり、場合によっては音がでなくなってしまう場合があります。
楽器により調整方法は様々ですが、各楽器タンポのふさがりやキイの動き、連携を整えることで演奏性を保ちます。

調整頻度のおすすめ

日々練習をしているとキイやピストン、スライドを動かすことで少しずつ楽器の状態は変化しています。
少しずつの変化には気づきにくいもので、吹きにくさや何か違和感を感じたらまず楽器店のリペアラーに相談してみると良いと思います。

では何も違和感がない場合、1年、2年と調整をしなくても良いのでは?と思う方もいらっしゃると思いますが、
この場合でも定期点検を兼ねて調整をすることをおすすめいたします!

●木管…3~6ヶ月
●金管…6~12ヶ月

キイの連携箇所の多い木管楽器は、細かなバランス調整で大きく吹奏感が変化しますので調整することでより良い状態を保つことが演奏の鍵にもなります。

まとめ

学生さんだと毎日の部活動でなかなか調整へ出す時間がないことも多いと思いますが、軽微な調整であればその日中に数時間で終える場合もありますので、テスト期間や放課後などスキマ時間を活用してみるのはいかがでしょうか。
演奏のしやすい状態をキープすることで、より練習が楽しいと思えるお手伝いをさせていただきます!

「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。

当店では、マウスピースやリガチャーなど管楽器の小物も積極的に買取・販売をおこなっております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

 

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