寒さが厳しくなり乾燥により楽器の調子がおかしい、などお困りごとなどございましたらお気軽にご相談ください。
さて、オーボエ奏者みなさんはなぜジョイント(嵌合部)にキャップがついているのかをご存知しょうか。
クラリネット経験者の私は「仕組みは同じなのになぜクラリネットにはジョイントキャップがないんだろう?なんとなくかっこいいなぁ」
なんていうことを思っていたこともあります。
今回はそのオーボエの装着されることの多いジョイントキャップについてご紹介いたします。
ジョイントキャップとはどんなパーツ?
上記から出てきているオーボエのジョイントキャップは、オーボエの上管下、下管下にある嵌合部(凸側)にあるコルクが巻かれている箇所に装着するキャップのことです。
ほとんどのキャップが木製で作られています。
役割~楽器を守ろう~
クラリネットは調整にはネジは使われていませんが、オーボエはキイバランスを取るために必要な小さなネジが複数あり非常に繊細で細かな調整が必要な楽器です。
そのためケースに入れていても大きな衝撃やケースの中で長時間ガタつく状態では調整が狂ってしまうのです。
ジョイントキャップをきちんと装着することで、収納時の運搬や日常の衝撃でグラつくことを軽減し、調整が狂いにくくなります。
その他にも演奏で水分を含んだコルクやジョイントの木部が膨張したままになることを防いでくれます。
膨張したまま乾燥しそれに気付かないまま嵌合してしまうと、さらに膨張し分解ができなくなるリスクがあります。
・楽器ケース内での楽器を固定し、調整が狂うことを防ぐ
・ジョイント(嵌合部)のコルクや木部の膨張を抑制する
上記のような役割を持ったジョイントキャップはオーボエ本体を保護する大切なアイテムです。
ジョイントキャップはメーカーによりサイズも異なりますが、購入することができるため現在ついていない状態の方はぜひ楽器を守るためにもつけてあげましょう。
余談ですが、、、
この季節になると起こるのが主に木管楽器のクラリネット、オーボエなどの木部のひび割れです。
割れないようにするために、こまめにスワブを通し(5~10分に1回)、演奏前には楽器を手の温度で外から温めながら、息を少しずつ吹き込み管内も温めるようにする、演奏後はしっかりと水分を拭き取るなどの工夫してみましょう!
まとめ
いかがでしたか。当たり前に装着しているジョイントキャップもオーボエ特有の理由がありましたね。
役割を知り楽器を扱うことがは楽器を長持ちさせる鍵になると思います。
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください!
当店では、
- フルート/ピッコロ
- オーボエ
- クラリネット
- サックス
- トランペット/コルネット
- ホルン
- ユーフォニアム
- トロンボーン
- マウスピース/リガチャー
など管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
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最後までご覧いただきありがとうございました!
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