【初心者さん必読!】正しくできていますか?クラリネットの組立 

4月からクラリネットパートになって、先輩から色々な手ほどきを受けてきたクラリネット1年生の皆さん、
毎日なんとなくおこなっている楽器の組立、正しくできていますか?

試奏にいらっしゃった初心者さんの接客をしていると、たまにヒヤッとする組立をお見受けすることも…。
ぜひこの機会にご自身の組み立て方が間違っていないかご確認いただければと思います!

握ってほしくない場所

楽器には「握ってはいけないところ」と「握ってもよいところ」があります。
実際の手順の説明に先んじて、こちらをご確認いただきますようお願いいたします。

握ってはいけないのは、
・キィの細いところ
・レバーなどの出っ張ったところです。

握ってもよいのは、
・キィが付いていない場所 です。

組み立て方

ここでは、私がおすすめする一例をご紹介します。
誤った組立によって、調整が必要になってしまう場合もあるので、ご自身の組み立て方と比べてみてください。

※注意※
組み立てにくいと感じた場合はコルクグリスを塗り、滑りを良くして組み立ててください。
それでもかたくて組み立てにくい場合は、お近くの技術者にご相談されることをおすすめします。

  1. バレルと上管の組立
    バレルを左手、上管を右手で持ちます。
    上管を持つときは、キィの細い部分は避けて、下側のリングがついたキィの辺りを握ります。
    ※トリルキィやレジスターキィなどの細長いキィが付いた上管の上側は握らないでください。バレルを左右に動かしながら力を加え、はめ込みます。
    このとき、上管の下側をお腹に押し当てたりはしないようにしてください。楽器からはみ出たキィが曲がってしまう恐れがあります。
  2. ベルと下管の組立
    ベルを右手、下管を左手に持ちます。
    下管の下側のキィがあまり付いていない場所に手のひらがくるように持ちます。
    バレルを左右に動かしながら力を加え、はめ込みます。
  3. 上管と下管の組立
    上管を左手、下管を右手に持ちます。
    持つ位置は先程と同じです。
    必ず上管のリングキィを押しながら、上下管をはめ込みます。上管のリングキィを押さないで組み立ててしまうと、下管と連動する部分のコルクが剥がれたり、傷が付いたり、キィが曲がってしまう原因になります。上管のリングキィの中心と下管のリングキィの中心が一直線になるように組み立てれば完成です。


おわりに

分解はこの逆の手順でおこないます。組立のときにコルクグリスをたっぷり塗った場合は、拭き取ってからケースにしまうようにしてくださいね。今更聞けないけど、自信がない…という方の参考になれば幸いです!

当店では、クラリネット以外にも、

  • フルート/ピッコロ
  • オーボエ
  • サックス
  • トランペット/コルネット
  • ホルン
  • ユーフォニアム
  • トロンボーン
  • マウスピース/リガチャー
    といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
    買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

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