ウクレレのチューニングが合わない…。お悩みの原因はこれかも! 

小柄で愛らしい見た目と手軽な演奏感で人気の「ウクレレ」。
楽器未経験者の方でも始めやすいことが魅力のウクレレですが、当店では初心者の方から
「チューニングが合わない」「演奏していると音程が下がってくる」などのお悩みを多くご相談いただきます。

今回は、そういった症状の起こりやすい仕様のものについてと、その解決方法をご紹介します!

1

ペグの種類

ペグとはヘッドに搭載されている糸巻きのことです。
ウクレレの場合は主に2種類に分類され、ペグボタンがヘッド裏に真っ直ぐ伸びる「ストレートペグ」とヘッドの横に飛び出す「ギアペグ」に分かれています。
購入前にはどういったものかもわからないかと思いますので、まずはそれぞれの特徴について見てみましょう。

ストレートペグ

2

その名の通りヘッドの表面から突き抜けて、裏面にまっすぐに伸びているタイプのペグです。
当然ギア比は1:1なので、ペグボタンを回した分だけストリングポストが回転し、弦交換の際や緩めていた弦を一気に巻く際にはかなりの速さで巻くことができます。
ただし、微調整が難しいため最後にピッタリとチューニングを合わす際にはやや神経質な調整が必要になります。

ギアペグ

3

ギターのようにヘッドの横からペグボタンが飛び出しているのがギアペグです。
ウクレレに使われるギアペグの一般的にはギア比は14:1程度なので、ストレートペグと比較して単純計算で約14倍細かな調整が可能となっています。
弦交換の際にはその分多く回転させないといけないので大変ですが、一度張ってしまった後のチューニングの安定感は魅力です。

チューニングが狂ってしまう原因は?

では、チューニングが狂ってしまう原因は何なのでしょうか。
上記、各ペグの特徴を読んでいただけた方ならお気づきかもしれませんが
「チューニングが狂う」「合わない」といったご相談が圧倒的に多いのはストレートペグです。
(逆に、ギアペグではほとんど聞いたことがありません。)

ストレートペグは単純にチューニングが合わせづらいといった理由もあるのですが、ご相談いただいた際はネジの緩みが原因となっていることがほとんどです。
ご自身で緩めた心当たりがなくとも、楽器自体の振動や乾燥による木材の縮みの影響でネジが緩んでしまっていることもありますので、
チューニングが合わない症状が出た際は、画像の箇所のネジを増し締めしてみましょう。

4

※締めすぎは禁物です。少しずつ締めて様子を見て下さい。

さいごに

チューニングは気持ちのいい演奏や上達のために、とても大事なことです。
お悩みの方は、かんたんな調整で改善する可能性がありますので、ぜひこの記事を参考にネジを締めてみてください。
また、もしご不安であれば店頭でチェックもさせていただきますので、お気軽にご相談ください!

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。