Martin D-28 Elvis Presley 2007年製
ファン必見のアイテム。
Martin D-28 Elvis Presley 2007年製を買取させていただきました。
楽器買取専門店のQsic(キュージック)では、不要になった楽器を買い取りしております。
神戸店やなんば店での店頭買取はもちろん、宅配買取サービスで日本全国のお客様から楽器を買い取っております。
本記事では、Qsicの楽器買取サービスをとおして入荷したお品の中でも、ひときわ価値が高い一品をご紹介します。
エルヴィスとMartin D-28
エルヴィスは元々、1942年製のMartin D-18でプレイしていました。
その後の1955年、メンフィスのO.K. Houck Piano Co.でMartin D-28を購入し、好んで使用していたようです。
彼がD-28を持っている最も古い写真の一つに、1955年7月中旬にロサンゼルスのミンデンのジョイ・ドライブインで撮ったものがあり、エルヴィスを撮影した写真のなかでも有名な一枚です(後述のTonsil photo)。
当時、D-28は新品で210ドルで売られており、エルヴィスはそれを中古で手に入れたとされています。
それからコンサートや楽曲の録音でD-28を好んで使用しています。
今回ご紹介するギターは、そんなD-28を愛用していたエルヴィス・プレスリーの没後30年である2007年に、Martinが発売したモデルです。
※その翌年には、マーティン社創立175周年として、同じくエルヴィス・プレスリーモデルのD-28M(Mはマダガスカルローズウッドの意)も発売されています。
ただのアーティストモデルとは違う、ファン必見の特別仕様
このD-28は、エルヴィスのカリスマ性を随所に盛り込んだ特別な仕様になっています。
- レザー・カバー
まずはじめに目を引くのが、ボディを覆うレザーカバー。
エルヴィスは、D-28をを購入して間もなく、「エルヴィス・プレスリー」の名が刻印された特注のツールド・レザー・カバーも入手し、使い始めました。
このアイデアは、元々エルヴィスは父親であるハンク・スノーがしていたものです。ハンクのレザーカバーをみて、かっこいいと思い真似したくなったのでしょう。
この、レザー・カバーを装着したギターを持ったエルヴィスの有名な写真は、7月31日にフロリダ州タンパで撮影されたもので、“Tonsil photo”として知られるようになりました。
- ヘッド
ヘッドは、ポリッシュ仕上げのブラック・エボニー。
ここにあるエルビスのモチーフは、マーティンギターを抱えています。
マザー・オブ・パール(真珠を作り出す貝)とブラック・パールでかたどられたこのシルエットは、1956年の有名な写真”Tonsil photo”をモデルにしています。もちろんこのシルエットのギターはD-28がモチーフ。
- 指板
指板の5、7、9、15、17フレットにはアバロン・スターポジションマーカーインレイがあり、12フレットにはエルヴィスのサインが刻まれており、贅沢で特別な仕様です。
- ヒールキャップ
ヒールキャップには、エルヴィスがモットーとし、68年に復帰した際のバンドの名前にもなった”TCB Lightning Bolt “(TCB=”Taking Care of Business “)のロゴが、マザーオブパールで埋め込まれています。
TCBは、直訳すると”ビジネスに気を使っている”となりますが、現地米国では俗語で「やるべきことをきちんとやる」という意味を持つそうです。
そしてエルヴィスは、この言葉をまた別の意味で使用していました。
エルヴィスはTCBを、内輪での暗号として「どんな話題や議論でも即座に切り上げること」として採用したようです。(元ボディーガードだったソニー・ウェストによる2007年の回顧録『Elvis: Still Taking Care of Business』より)
その後このTCBという言葉と稲妻のモチーフを合わせ、ネックレスなどのジュエリーを製作。
エルヴィス所有の飛行機、リサ・マリー号にもTCBの文字をあしらうなど、TCBという言葉は、またたく間にエルヴィスのブランドになりました。
このように、エルヴィスの伝説にちなんだ様々な装飾がふんだんに施されたD-28でございます。
数々の伝説が装飾として刻まれた特別仕様のD-28。
エルヴィスファンの方にはぜひ手に入れていただきたい一本です。
当店販売サイトより(このページでもご注文可能です。)
※このページでもご注文可能ですが、たくさん画像をご用意しておりますので商品ページもご覧ください。
≫ Martin D-28 Elvis Presley 2007年製 【返品OK】[MJ691]
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