ドラムスティックの標準”5A”とは 

ドラムは貸しスタジオやライブハウスにドラムセットが常設されていることがほとんどで、ギターなど他の楽器とは違い楽器本体を必ず買う必要がありません。
このため、絶対に必要なのはスティックくらいで、意外かもしれませんがドラムは始めるハードルがかなり低い楽器なのです。
(もちろん、こだわりだすとスネアドラムやキックペダルなどが欲しくなってくるのですが、、)

今回はドラマーとなって最初に購入するスティックのお話。
一言にスティックと言っても楽器屋さんを行って見てもたくさん、、さらにネットショップにはその何倍もの種類があり何を選べばいいか分からない、なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな方にまずおすすめな”5A”をご紹介します。

”5A”とは

5Aとはスティックにつけられている品番でメーカーによって多少のサイズの違いはありますが、ラインナップ上で標準モデルに位置づけられているものに付けられています。
品番はこの他に”5B”や”7A”などがあり、こちらもモデルの大まかな傾向が反映されており共有規格のようなものになっています。

標準的と評されることが最も多いVIC FIRTH VIC-5Aを例にあげると、
太さ:14.4mm
長さ:407mm
となっており、他のメーカーもほとんどが近い数値のものを標準モデルとして発売しています。

極端なデザインではないため、めちゃくちゃ振りにくいことは少ないと思いますので、どのスティックを買うか迷ったときは”5A”モデルを強くおすすめしています。
もちろん「標準的=誰にでも合う」というわけではありませんが、標準的だからこそ理想のモデルを探すための確かな基準になってくれます。

ちなみに

この品番ついてですが、発祥はLudwig社と言われています。
現在では多種多様なモデルがあるためその限りではありませんが、もともとアルファベットには下記のような意味が持たされていました。

A:オーケストラ(orchestra)
ビッグバンドオーケストラでの使用を想定した軽量なラインナップ。

B:バンド(band)
ブラスバンドやコンサートバンドでの使用を想定したやや重みをもたせたラインナップ。

S:ストリート(street)
マーチングバンドやドラム・コーの使用を想定した重いラインナップ。

 

ベース、ドラム、アクセサリ担当:前田

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。