お手入れ名人になろう!~管楽器編~ 

コンクールの時期がいよいよスタートしましたね。
次に進んでいく方や来年に向けて再出発している方などいらっしゃると思います。
楽器の練習はもちろんですが楽器のメンテナンスはいかがでしょうか?

特に来年に向けて動き出された方には、このタイミングでメンテナンスされる方も多いと思います。
楽器店に持ち込んだ結果、思いの外ダメージがひどい状態になっていたとしたら悲しいですよね。。
今回は、そうならないためにも日々の正しいメンテナンス方法についてご紹介いたします!

木管楽器(フルート・オーボエ・クラリネット・サックス)

全てに共通しているのは、”管内の水分としっかりと取り除くこと”です。
オーボエ・クラリネット・サックスには、「スワブ」(写真1)と言われるもので水分をしっかりと拭き取ります。

写真1
写真1

このとき、しっかりとスワブを伸ばして通さないと管内で詰まってしまう恐れがありますので確実に伸ばしておこないます。
もし詰まってしまった場合、絶対に無理に引き抜こうとしないでください!
スワブをちぎらないと、取れない状況にも陥ってしまいます。。

また、〇〇用と専用のスワブを使うようにしてください。
水分がちゃんと除去できなかったり詰まる原因にもなります。

フルートは、スワブではなくガーゼで管内の水分を取り除きます。
クリーニングロッドと言われる棒にガーゼを巻き付け(写真2)、クリーニングをおこないます。
このとき、頭部管をガンガンつついたりしないように注意が必要です!(写真3)
また、水分が残りやすいので確実に拭き取りましょう。

写真2                                 写真3

金管楽器(トランペット・ホルン・トロンボーン・ユーフォニアム・チューバなど)

金管楽器の木管楽器と同様に水分を拭き取ることが重要です。
基本的には、ウォーターキイからしっかりと水分を抜きますが、残らないようにウォーターキイを開けた状態で息を吹くとしっかりと取り除くことができます。(写真4)

ただ、どうしても管内すべての水分を取ることはできませんが、水分が残っていると錆の原因にもなります。
ですので、1週間に1回はしっかりと乾燥させるようにしましょう!

写真4

まとめ

いかがでしたか?
精密な楽器ですのでたくさんの気遣いが必要になってきますね。
楽器を長持ちさせる秘訣でもありますので、楽しみながらおこなっていきましょう♪

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