先日、『SILVERSTEIN REED CURE』という商品をお売りいただきました。
こちらの商品は、リードの脈管構造のストレスを取り除くことで、使用後のリードをより良い状態で保ち、長持ちさせることができる、殺菌・消臭も可能な世界初のリードケースです。
こんなに便利なものがあるのか…!と驚きつつ、もしかすると演奏後のリードの扱い方をご存知ない方もいるのでは?と思い至り、今回はリードのお手入れについてご紹介していきます。
方法は色々とありますので、絶対にこうでなくてはいけない!というものでもありません。
私個人がおすすめする方法としてご拝読いただければ幸に存じます。
保管方法について
突然ですが、普段サックス・クラリネットを練習した後、リードをどのように保管していますか?
①リードを買ったときに入っていたビニール袋とプラスチックのケースで保管する
②リードケースで保管する
③リガチャでマウスピースに付けたまま保管する
皆さんはどちらに当てはまりましたでしょうか。
私がおすすめしたい方法は、②です。
リードは葦という植物を薄くカットして作られています。
湿度で変化しやすいため、演奏して湿ったあとは平たいところで乾燥させることで波打ちを防ぐことができます。
そのため、「②リードケースで保管する」ことで、お気に入りの1枚をより長持ちさせましょう!
①リードを買ったときに入っていたビニール袋とプラスチックのケースで保管する
これは、湿気がこもってしまうだけでなく、リードがたわんでしまうので、あまりおすすめできません。
③リガチャーでマウスピースに固定したまま保管する
これはリガチャーの変形を防ぐために推奨されることなのですが、リードにとっては、変形しやすく悪条件です。
リガチャーとリードの両方を守るためには、使わなくなったリードをマウスピースに付けて、リードはリードケースで保管することをおすすめします。
お手入れについて
演奏後の木管楽器はスワブを通すなどして、水気を取る必要があることはよく知られていることと思います。
では、リードはどのようにお手入れしていますか?
①演奏後はそのまま収納する
②ティッシュペーパーで水気を拭き取ってから収納する
③手の甲で撫でるように水気を取り除く
どちらに当てはまりましたでしょうか。
私がおすすめする方法は③です。
①演奏後はそのまま収納する
演奏に使ったリードはかなり濡れてしまいますので、そのまま収納するとカビやすくなってしまいます。また、上でもお伝えしたように湿ったリードは変形しやすいので、水気を取ることが望ましいです。
②ティッシュペーパーで水気を拭き取ってから収納する
こちらは、水気を取れて完璧!に思えますが、ティッシュペーパーの繊維が付着してしまうので△かな?と思います。
③手の甲で撫でるように水気を取り除く
リードの先端はとても薄くなっており、すこしぶつけたり、持っている手に力が入ってしまうと、割れてしまうことも多いです。
この方法であれば、デリケートなリードの先端に力をかけすぎることなく、水気を取り除くことができるので、おすすめです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
これまで練習のあとはなんとなくリードを片付けていたという方の参考になれば嬉しいです。
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
当店では、
- フルート/ピッコロ
- クラリネット
- オーボエ
- サックス
- トランペット/コルネット
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- トロンボーン
- マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
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