気温や湿度が高く、夏の訪れを感じるような日も増えてまいりました。
管楽器を演奏していると、暑い日は音程も上がってしまい、悩みが増える季節かと思います。
そんなとき、皆さんはどのように対処していますか?
「ジョイント部を抜く」「口の中を広くして音程を下げる」など…
色々と試されてきたことと思いますが、「バレルを変えること」もご検討されてみてはいががでしょうか?
バレルとは
クラリネットを組み立てたときに、マウスピースと上管の間の部分をバレル(barrel:樽)といいます。
ドイツ語ではビルネ(birne:洋梨)とも呼ばれ、ぷくっと膨らんだ形状から名付けられたのだろうな、ということは簡単に想像できますね。
バレルはチューニングに役立つパーツです。
管楽器は周りの気温が高いと音が高くなり、気温が低いと音も低くなります。
例えば、暑い日はバレルをすこし抜いて管長を長くすることで、高かった音程を下げて基準音に合わせていきます。
楽器を購入するとケースには、上管・下管・ベルとともにバレルが入っており、
長さ66mmか65mmのもの、機種によっては両方のバレルが付属します。
楽器はそのままでも、このバレルを買い替えることで、音程や音色のお悩みを解決できるかもしれません。
音程補正効果
音程が上ずりがちな方は現在ご使用のものよりも長いバレル、逆にぶら下がりがちな方は短いバレルを使うと音程補正効果が期待できます。
知識として知ってはいたものの実際に試したことはなかったな…と思い、在庫にあるBuffet Crampon R13とTraditionにそれぞれ65mmと66mmのバレルを付けて演奏してみましたが、やはり音程補正効果は実感できました。
特に、学校や屋外など、必ずしも快適な室温にできないような環境で練習している方にお喜びいただけるのではないでしょうか。
また、Backun Traditional 67mmというバレルも試してみたのですが、やや低めになる音程補正効果はもちろん、落ち着いたまろやかな音色への変化も感じられました。
さいごに
いかがでしょうか?「このバレルが欲しい!」と特定のモデルをお求めの方は当店の入荷連絡サービスもぜひご利用ください!
過酷な環境下で練習されている方の一助となれば幸いです。
当店では、
- フルート/ピッコロ
- クラリネット
- オーボエ
- サックス
- トランペット/コルネット
- ホルン/ユーフォニアム
- トロンボーン
- マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!
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