もはやベース!?多弦ギターの魅力をご紹介 

ギターでもっとヘヴィな音を出したい!というギタリストの思いを叶えてくれる、多弦ギターという存在をご存知でしょうか?
ギターの弦は6本、ベースの弦は4本、というのが一般的ですが、低音弦側に弦を増やし、よりヘヴィな低音を出力できるようにしたギターが存在します。
今回は、今やポピュラーになった7弦ギターから、正直どう使えばいいのか分からない9弦ギターまで、チューニングなども含めて紹介いたします。

7弦ギター「FUJIGEN EEL-DE-7」

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7弦ギターの一般的なチューニング

1弦=E
2弦=B
3弦=G
4弦=D
5弦=A
6弦=E
7弦=B

国産のギターブランドとして屈指の知名度を誇る「フジゲン」の7弦ギターです。7弦ギターを必要とするジャンルに特化したスペックとなっており、パワーのあるPUから出力される低音域は迫力があります。指板幅が広くなっていまうことで弾きにくくなってしまうことを考慮し、ネックグリップは左右非対称なUシェイプで、クラシックフォームで左手を構えた際に弾きやすい触り心地となっています。1弦側はかなりスリム、7弦側が程よく厚みもあり、ストレスのない押弦が可能なモデルです。

8弦ギター「Strandberg LEDA8」

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8弦ギターの一般的なチューニング

1弦=E
2弦=B
3弦=G
4弦=D
5弦=A
6弦=E
7弦=B
8弦=F#

独創的なヘッドレスギターで人気を博すストランドバーグ社の「LEDA8」。こちらのモデルはFar East Dizainのギタリストであり、BABY METALのサポートギタリストとしても有名な「LEDA」氏のシグネイチャーモデルです。当メーカー特有のエンデュラーネックと言われる独特な形状のネックグリップや、扇状にフレットを打ち込むファンフレット仕様の一風変わった弾き心地ですが、慣れると苦なく弾きこなせるという不思議なモデルです。

8弦ギターは8弦と7弦を1音下げることでベースと同じ音域になるため、8弦をE、7弦をAにする変則チューニングがよく使用されます。このモデルはファンフレットによる低音弦側のスケールの長さがあり、チューニングを緩めてもある程度テンション感を維持できるので、ダウンチューニングに向いているモデルと言えますね。

9弦ギター「Ibanez RGIR9FME」

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9弦ギターの一般的なチューニング

1弦=E
2弦=B
3弦=G
4弦=D
5弦=A
6弦=E
7弦=B
8弦=F#
9弦=C#

こちらは多弦ギターの代名詞的なブランドであるアイバニーズが誇る9弦ギターです。見るからに幅広い指板が目を惹きますね。

9弦のチューニングはC#という低さなので、なんとギターにもかかわらず4弦のベースよりも低い音域を鳴らすことが可能です。使用しているアーティストなども今はまだあまりいないようですが、動画サイトなどで使いこなしている姿を見ると痺れてしまいます!

なかなか演奏が難しい楽器かと思いますが、弾きこなせれば目を惹くこと間違いなしなので、チャレンジしてみたい方はぜひパイオニアになってください!

さいごに

今回紹介したのは、それぞれの基本的なチューニングでしたが、アーティストによっては独自の変則チューニングで使用することも多いようです。
多弦ギターはMetal(メタル)やDjent(ジェント)など、重低音を求められるジャンルでこそ進化を発揮するギターかと思いますが、近年ではタッピング専用機として使用したり、ソロプレイでのサウンドの幅の広さを獲得するために使用する方もいるようなので、興味のある方は是非一度試してみてください!

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