Gibson L-7
1947年製のアーチトップギター。Gibson L-7を買取させていたしました。
楽器買取専門店のQsic(キュージック)では、不要になった楽器を買い取りしております。
神戸店やなんば店での店頭買取はもちろん、宅配買取サービスで日本全国のお客様から楽器を買い取っております。
本記事では、Qsicの楽器買取サービスをとおして入荷したお品の中でも、ひときわ価値が高い一品をご紹介します。
ギブソンのアーチトップギター
1930年代から40年代は、ギブソンのアーチトップ・ラインにとって真の黄金時代。
人気の高い名器を数々生み出しています。
このL-7もそのうちのひとつ。
Gibson L-7は、1932年に発売開始。
当時は、”ミドルクラスでありながらプロ品質のもの”という立ち位置でした。
その後、モデルチェンジをしながら1972年まで製造され、40年もの間、人気を保ち続けたモデルです。
今回買取させていただいたノンカッタウェイのモデルは、1955年を境に製造しなくなっており、そういった点でも貴重な一本です。
当時のアメリカとギター
時代と音楽、楽器は切り離せない関係です。
Gibson L-7が発売されたのは1932年。
30年代のアメリカ音楽の主流は、ビッグバンド・ジャズでした。
当時のアメリカでは、ポップ・ミュージック=ビッグ・バンドといわれていたほどです。「最も良き時代」といわれることも。
当時のギタリストは、ビッグバンドのような編成の中でも、音が埋もれることなくリズムを刻み、スイングしなくてはいけません。
ピックアップを搭載しているエレキギターもない時代、L-7のフルサイズの17インチ・アーチトップという設計はこういった背景もあったのでしょう。
その後1941年にアメリカが第二次世界大戦に参戦。
同時にギブソンは、ミシガン州カラマズーでのギターの生産を停止。
そして1946年にギブソンは生産を再開。
こちらのL-7は、1947年製ですので、生産を再開させてすぐ作られたものでしょう。
ギブソンのジャズギターといえば、L-5が浮かぶ方も多いかもしれませんが、このL-7も多くのミュージシャンが愛用していました。
ジャック・ウィルキンス氏は、彼の代表的なアルバム「Windows」でL-7を使用しています。
あのウェス・モンゴメリー氏も、1959年のトリオの録音で、L-7(ケニー・バレルのもの?)を弾いていた、という話もあったそうな。
世界対戦を潜り抜け、時代が変わってもなお、人気を保ち続けたL-7。
コードバッキングでは、10人以上の編成のバンドでもアンプなしで切り抜けることができ、リードも全音域にわたって鮮明で、まとまった音色と当時は言われていました。
ネックは丸みを帯びたファットな形状で、手にしっくりと馴染み、どのポジションでも安定した演奏が可能。
貴重なうえ、実践に使えるジャズギターです。
もちろん在庫はこの一点のみ。
ぜひ気になった方はお問い合わせください。
当店販売サイトより(このページでもご注文可能です。)
※このページでもご注文可能ですが、たくさん画像をご用意しておりますので商品ページもご覧ください。
≫ Gibson L-7 [RH957]
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