Buffet Crampon Festival A
誰もが一度は憧れる、クラリネットの名器 Buffet Crampon Festival A(ビュフェ・クランポン フェスティバル A管)を買取させていただきました。
オーケストラはもちろん、ジャズにおいても主役を務めることが多いクラリネット。
メロディやソロを吹く場面も多い楽器です。
それゆえに、芯のあるサウンドと豊かなダイナミックレンジが求められます。
オーケストラのような様々な楽器の中でも埋もれず、ホールの隅々までよく響く遠達性。
ピアニッシモからフォルティシモまで、淀みなく鳴るサウンド。
これらの両立を、高い次元で完成させたのが、Buffet Crampon Festivalです。
Festivalモデルの成り立ち
Buffet Crampon Festivalは、1987年に3人の著名なクラリネット奏者の協力によって設計されました。
クラリネット音楽が近代から現代へと進歩していく過程の中で、常に重要な役割を果たした、Jacques Lancelot氏(ジャック・ランスロ)。
超人的な技術と共に、現代音楽の演奏解釈の評価が世界的に高く、多くの著名な作曲家から作品を献呈されている、Michel Arrignon氏(ミシェル・アリニョン)
そして、20世紀のクラリネット界の巨匠と謳われたGuy Deplus氏(ギー・ドプリュ)。
数多く出回るクラリネットですが、これほどまでに著名な演奏家が、さらに3人がかりで開発に携わるというのは、まれに見ることではないでしょうか。
公式サイトにも「モーツァルトからブーレーズまで、可能な限り幅広いレパートリーを解釈する現代の音楽家、ソリスト、教師の要求に応えます。」と記されています。
上記3名とも、音楽家、ソリスト、教師としても超一流の人物。
また、開発から34年たった現在でも、世界中のトップクラリネット奏者に使われていることからも、そのポテンシャルと信頼性は疑う余地もありません。
Festivalのサウンドと特長
Festivalのサウンドを説明するのに用いられる表現として、「R13系統の内管」「RCが持つ均一性」というものがあります。
R13の内管は、20世紀前半まで使われていた「シリンドリカル」という形状を改善し、より複雑な「ポリシリンドリカル」という形状を採用しました。この内径によって、クラリネットの音質や音程が飛躍的に改良され、現代のクラリネットの原型にまでなっています。
RCは、R13を意識し、R13とは異なるクラリネットを意識して開発されたモデル。R13の、輝きのある力強い音色に対し、まろやかで深みのある音色が特長です。
これら別の個性を高い次元で合わせたモデルがFestivalです。
そんな都合のいいことができるのか?と思われるかもしれませんが、
実はR13、RCともに、Festival開発にも関わっているジャック・ランスロット氏が開発に関わっています。
R13→RC→Festival、全てにおいて筋が通っており、時代の変化とともに求められる楽器に進化していきました。
Buffet Cramponの開発への執念とジャック・ランスロット氏の情熱が伺えます。
管体に使われるグラナディラも、木目が美しく音響的に優れた最上質のグラナディラ材のみを厳選。
それを、熟練した職人により手作業で仕上げています。
長いクラリネットの歴史から見ても、Festivalは1つの完成形といえます。
このBuffet Crampon Festival、定価では961,950円のお品ですが、Qsicですと396,000円(税込)でございます。
多少の使用感が見られますが、不良タンポ交換、バランス調整、ジョイントコルク交換をおこなっており、お届け後すぐにご使用いただけます。
当店販売サイトより(このページでもご注文可能です。)
2021/12/23
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