フルートやトランペットなどは発明ではなく、もともとあったものを現在の形へ変化させていったものになりますが、サックスは「こんな楽器を作りたい!」と研究を経て発明された楽器です。
サックス成り立ちなど詳しくご紹介いたします!
サックスが誕生するまで
サックスを発明したのは、アドルフ・サックス氏(本名 アントワーヌ=ヨゼフ・サックス)という方で、1835年から10年ほど父の楽器製造工場にて修行をしていました。
当時はクラリネットの製造に関わっており、サックスの製造などはおこなっておりませんでした。
この頃、軍楽隊が非常に活躍しており、外で演奏する機会が多いのですが
クラリネットは音が小さく、金管楽器は音量はあるもののクラリネットほどの機動性はないというところで
「木管楽器の機動性と金管楽器の音量を兼ね備えた楽器は作れないか」
「音色は管弦楽に近いものでありながら、より力強く迫力のある楽器を作りたい」
ということを思いつきサックスの研究が始まりました。
そして、1845年に制作したサックスは軍楽隊に採用され、1946年にフランス政府より特許が与えられました。
その後、音楽大学で13年間サックスの教授として活躍し、1867年のパリ万博で最高賞を受賞しています。
アドルフ・サックス自身も、音楽院でフルート・独学でクラリネットを学んでいたとはいえ、10年ほどの修行で発明したのには驚かされますね。
サックスの活躍
軍楽隊に始まり、クラシック界でもフランスを中心にレパートリーの拡大がしていきました。
現在では、テナーサックスやアルトサックスなど8種類にまで増えソリストやアンサンブルの活躍が目立っています。
吹奏楽では花形であり、音楽においてなくてはならない存在となっています。
まとめ
いかがでしたか?
世界的にみても発明された楽器は、非常に珍しくここまで耳馴染みのある物はサックス
ぐらいではないでしょうか。
少しでも知識の一つになれば嬉しいなと思います。
今年も1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします!
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