スピードとパワーの両立!?TAMA Speed Cobraの魅力 

どうも皆さんこんにちは、Qsic ドラム担当の前田です。
本日は、日本が世界に誇るドラムブランド「TAMA」のキックペダルの中でも名器としての呼び声高いSpeed Cobra(HP910シリーズ)の魅力をご紹介していきたいと思います。

TAMA Speed Cobra:ロングフットボードを採用し、スピードを志向するプレイヤーに向けて作られたキックペダル。
スムーズで軽い踏み心地と、アイアンコブラ譲りの音量と音圧を兼ね備えています。

TAMAドラムとは:1962年に創業した多満製作所がはじまりのギターブランド「Ibanez」などで有名な星野楽器が展開するドラムブランドです。
(ブランド名であるTAMAは、創業者:星野義太郎氏の妻である多満(たま)に由来しているそうです。)
1993年から販売を続ける、高機能ペダルの先駆け「Iron Cobra(アイアンコブラ)」をはじめ、機能面や耐久性に優れる製品は国内外問わず数々のドラマーの支持を集めています。

とにかく軽い踏み心地と自然なフィーリング

スピードコブラではフットボードとカムの位置関係を見直し、フットボードの始点を従来のペダルよりも後ろにセットアップすることで違和感がない程度に軽い踏み心地を生み出す設計。
その他、スムーズで安定した動きを実現するために各駆動部に高品質のベアリングを搭載しパワーロスのないスムーズなアクションを実現しています。

ペダルのアクションに大きな影響を与えるカム(スプロケット)は軽量化が施された真円カムにダブルチェーンドライブを合わせヒットの瞬間に自然なタメを感じられます。

おなじみのコブラコイルも装備しており、フットボードの戻りをサポートし足に吸い付くようなフィーリングを提供してくれます。

極端なロングボード

アイアンコブラより約10%長く設定したロングフットボードはヒール側のスィートスポットが広く、速いパッセージでのコントロールも容易に。
スライド奏法を妨げづらいフットボードのデザインも人気の高いポイント、物理的に従来のペダルでは不可能だった奏法も可能になりプレイの幅が広がります。

新素材をヘッド部分に搭載したビーター

1世代前のスピードコブラも完成された出来栄えだったのですがビーターだけは賛否両論でした。
2015年にアップデートされたスピードコブラにはヘッド部分に、新素材:ブタジエン樹脂を使用した新開発のAccu-Strike Cobra Beaterが採用されました。
この新しいビーターは、TAMAらしい音量と音圧はもちろん、粒立ちの良い鋭いアタックはラウドなアンサンブルの高速連打の際にも埋もれることなく、芯のあるサウンドをもたらし、ヒンジシャフトの固定方法やアンダープレートのアップデートにより現行のスピードコブラは名器と呼ばれるにふさわしい完成度を誇ります。

使用アーティスト

Mike Portnoy(Sons Of Apollo、ex:Dream Theater
John Tempesta(The Cult)
Joey Castillo(The Bronx、ex:Queens of the Stone Age
など

まとめ

いかがでしたでしょうか?
唯一無二のデザインのTAMA Speed Cobraは、

・ロングボードが好き。
・チェーンペダルのパンチのあるサウンドか好き。
・軽いのに踏みごたえのあるペダルが欲しい。

こんな方には代えのきかないペダルになるのではないでしょうか?
ツインペダルで高速プレイの印象が強いかもしれませんが、ベチベチ過ぎないサウンドは幅広いジャンルに対応できるので、ぜひいろんな方に試していただきたい1台でございます。

同じデザインの廉価版TAMA HP310Lも手軽に試せる価格帯ですので、こちらもおすすめです。

べース、ドラム、アクセサリ担当:前田

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