10周年記念キャンペーンを終えて 

Qsicは2020年4月1日、店舗開店から10周年となりました。

4月からスタートを計画していた10周年キャンペーンですが、多少の変更点を出しつつも最後まで催すことができました。これもひとえに、皆様のご贔屓やご支援の賜物と感謝しております。

景品のプレゼント企画につきましてもたくさんのお客様からご応募をいただき、心よりお礼申し上げます。
今回当選となりましたお客様へは、順次発送させていただいておりますので、どうか末永くお使いいただければ幸いでございます。

10周年の感謝をどう表現しよう?~ふさわしい景品の模索~

今回のプレゼント企画の目玉は、やはり10周年記念のオーダーギターでしたが、当初からこれと決まっていたわけではありません。キャンペーンプロジェクト班では景品の選定が定まらず、かなり難航しておりました。

  • 新品のモデルを仕入れて・・・
  • いやうちは中古楽器専門店だし・・・
  • やっぱりうちの在庫の中から・・・
  • それだったらヴィンテージクラスじゃないと・・・

このような話し合い(押し問答笑)が続き、気がつけば時間だけが過ぎてゆく、というような状況が何度もありました。
プロジェクト班以外からも様々な意見を取り入れても誰かが納得しないというような、地獄のスパイラルに陥っていました。

その中に”それができるならそれ以上のことはない”と、満場一致の案「世界にひとつしかないモデルをお贈りするのはどうだろうか」というものがありました。

しかし私たちは中古楽器専門店。新品を売る楽器店や新品を制作するメーカー様からすると、二次流通業者は思わしくない存在かもしれません。
このような依頼を受けていただけるメーカー様がいるのだろうかという心配は、常にありました。

それでも、意を決して以前からご縁のあったディバイザー様へ相談をさせていただいたところ、快く引き受けてくださいました。
しかも私たちがモタモタしていたため、キャンペーン開催まで4ヶ月しかないという時期だったのにも関わらず、です。

こうして、Qsic初のオーダーギター計画が動き出します。

Qsic初のオーダーギター!

制作風景1 ヘッド制作風景1 指板インレイ

ロゴやインレイは当店でデザインしました。神戸をイメージさせたいというコンセプトの元、熟考の末”イカリ”を選びました。アバロンで細かく表現された綱は、デザイン担当の一押しポイントです。

以前、工場見学にお伺いさせていただいたこともあるのですが、その時は自分たちのモデルを作ることになるとは夢にも思っていませんでした。

制作風景3制作風景5

進捗状況に関しましても、ことある毎にご報告いただいておりました。コロナウィルスの蔓延による影響が徐々に広がっている最中にもかかわらず、予定通りに制作を進めていただいたことについては感謝だけでは表せない気持ちでした。

完成画像1完成画像2

届いたギターは想像以上に丁寧な仕上がりで、全員が歓声を上げました。

同時に、『自分たちがいつ、どんな状況であっても、お客様から喜んでもらうために尽力すること』を改めて学ばせていただきました。

「周りの支えがあってこそ」と実感した自粛期間

景品も揃い、準備も万端。いよいよ4月からキャンペーン開始というところで、当店もコロナウィルスの影響を受けることとなり、約2ヶ月間店舗営業を自粛する運びとなってしまいました。キャンペーンについても、大幅な予定変更を余儀なくされ、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

それにもかかわらず、Webのみでの営業の際も変わらず多くのお客様からご利用いただき、店舗営業再開の際もたくさんの励ましのお言葉をいただきました。Qsicはお客様はもちろん、取引させていただいている会社様なども含めて、関わっていただいている全ての方々によって支えられているということを深く実感いたしました。

改めて、心より感謝を申し上げます。

どんな時でも皆様から頼っていただけるように

まだまだ不安定な状況が続きますが、皆様が心から安心してご利用いただける店作りを目指し、どんな時でも皆様から頼っていただける楽器店であれるよう、これからも誠心誠意精進してまいります。

今後ともQsicをご贔屓に賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。