万人におすすめできるキックペダル、Pearlの名作エリミネーターの魅力 

ドラムを演奏する上でバスドラムを鳴らすために必要なキックペダル。(フットペダルとも)
腕に比べて足は不器用で、ライブハウスやリハスタの借り物では思い通りに叩けないこともしばしば。
ドラムセットを毎回持ち運んで、というのはプロでもないと現実的ではありませんが、
安定した演奏をするのにマイペダルはやはり必要です。

マイペダルが欲しいけど、

・どんなペダルが自分の好みかわからない。
・クセがなく踏みやすいのがいい。
・いろんなセッティングを試してみたい。
・壊れにくい丈夫なものがいい。

という方にパールのエリミネーターは大変オススメペダルなのです。

Pearl ELIMINATORとは

多彩な調整機構やカムを取替できる画期的な機能と誰にでも扱いやすいクセのないアクションで多くのドラマーを魅了し、
発売から10年以上たった今でも進化を続ける名作キックペダルシリーズ。
耐久性が高く、国内メーカーのモデルなので修理パーツの手配がしやすくメンテナンス性にも優れることから、
国内のリハーサルスタジオのほとんどで常設のペダルに選ばれているポピュラーなシリーズです。

シリーズは3世代。
・ELIMINATOR
(初代エリミネーター、シルバーと黒が基調)
・ELIMINATORⅡ
(黒を基調とし、良質なベアリングを採用するなどよりスムーズに進化したエリミネーター)
・ELIMINATOR REDLINE
(現行品のエリミネーター、ホイールの軽量化などでよりロスのないアクションを実現したモデル)

どれも良いペダルなのですが今回はシリーズ問わず、共通の機能、オススメポイントをご紹介していきます。

エリミネーターの目玉機能 -Interchangeable Cam-

はじめにご紹介する機能、Interchangeable Cam(インターチェンジャブル・カム)とは、
専用のカムを取り替えることによって全く異なるアクションを1台のペダルで楽しむが出来るエリミネーターの目玉機能です。
カムはブラック、ホワイト、ブルー、レッド、パープル、イエローの全6種類。(パープル、イエローは別売り)

ブラック:オリジナルサイズの真円カム。シンプルでクセのないアクションでパワーが乗せやすいチェーンドライブモデルの標準カムです。

ホワイト:ブラックカムをひとまわり大きくした真円カム。クセがなく軽めのアクションでコントロールしやすいです。

ブルー:極端すぎない偏心カム。軽い踏みはじめから徐々にスピードが加速していくアクション。

レッド:極端な偏芯カム。細かなフットワークに応えるベルトドライブモデルの標準カム。

パープル:ブルーとレッドの間をとったようなアクション。

イエロー:ダイレクトドライブのフィール。

標準で付属してある4種類のカムだけでもセッティング次第で様々なアクションを体感でき、自分の好みがわからない初心者の方でも好みのフィーリングが必ず見つかります。
とても簡単に付け替えが出来るのでロックは黒カム、ジャズは赤カムなど演奏ジャンルで使い分けるなんてことも可能、
いろんなペダルを買い集める必要はありません。

チェーン←→ベルトも可能

エリミネーターはカムだけではなくドライブ(カムを引っ張る部分)をチェーンとベルトに付け替えることもできます。

 

チェーンは現代のペダル大半に採用されている方式で、ノイズや横ブレもなく安定したストロークが可能。
程よいタメ感もありパワーに重きをおいたプレイに向いています。

ベルトドライブはチェーンに比べアタックや音量は劣るが軽い踏み心地と独特の粘りのある音色、
繊細なプレイにも対応する反応は一度ハマると抜け出せなくなるほど。
耐久性が不安なベルトですがパールのものは特殊樹脂と高延伸フィルムを積層した耐久性抜群なのも魅力的です。

その他の調整機構も多数!

上記の機能以外にも、

・パワーシフター


フットボードのヒールの部分を3段階に前後させて踏み心地を調整できる、これもパール独自の機能。
中間のノーマルポジションから、前方にずらせば踏みごたえがありパワウルな演奏に適したストロングポジション。
後方にセットすれば踏み込みが浅くでき、返りも速くなる軽いフィールのライトポジションに。
ペダルをバスドラムにつけたまま素早く調整でき、これだけでも大幅に踏み心地を変えられるので重宝する機能の一つです。

・アジャスタブル トラクションプレート
フットボード上のプレートを上下反転させることでラバーの滑り止めのレイアウト変えられる機能。
スライド奏法時のやりやすさに合わせてチョイスするのが一般的でしょうか。

他にもビーターアングルを無段階に、フットボードアングルを3段階に調整可能と万人の好みに対応可能。
まさにこれ1台でどんなアクションのペダルにも変身でしょう。


ちなみに私、前田も初めて買ったペダルは初代エリミネーターで、
今年に入るまではベルトにイエローカムを合わせたエリミネーター2を愛用していました。
ベルトドライブの軽快さと足に吸い付くようなアクションで、
細かいフレーズからタメを効かせた一発までとてもやりやすく、
ベルト特有のピアニッシモで踏んだときの音質の良さも表現の幅を広げてくれたいいペダルでした。
(現在は音量を稼ぎたくdw5000に浮気してますが)

ぜひ皆さんもセッティングを追い込むことが楽しくなるペダル、Pearl ELIMINATORを試してみてください。

ベース、ドラム、アクセサリ担当:前田

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。