今日は楽しいクリスマス!
皆様のところにはサンタさんはやってきましたか?子供の頃はいつも夜眠れないくらいワクワクしていました。
クリスマスといえば、街中の至る所で流れてくるクリスマスソング。
マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」、WHAM!の「Last Christmas」、山下達郎の「クリスマスイブ」、松任谷由実の「恋人がサンタクロース」などなど。ついこの間、back numberの「クリスマスソング」がyoutubeの総再生回数が1億回を超えたというニュースも流れていましたね。
そんな数々の名曲が気分を盛り上げてくれる季節ですが、誰もが知っているあの名クリスマスソングが、実はクリスマスソングではなかったことをご存知でしょうか?
それはなんと「ジングルベル」!
世界的にも定番中の定番であるジングルベルは、クリスマス用に作られた曲ではなかったんです。
ジングルベルとは?
元々はアメリカの祝日の1つである感謝祭を祝う祭り用に、牧師さんが作った歌だったそうです。(感謝祭は毎年11月の第4木曜日)その歌が好評だった為クリスマスでも使われるようになり、そこから人気が広がり、アメリカ中に広まったと言われています。
歌詞も、クリスマス、サンタといったワードは出てこず、祭りに参加している人達が橇(そり)を使って競争している様を歌っている内容なんです。原題も「One Horse Open Sleigh」(1頭の馬が曵く屋根のない橇)という曲名で、全く関係なかったんですね。「今日は楽しいクリスマス!」なんて歌詞は元々ないんです。
曲の人気が広がる中、クリスマスという季節も相まって、より商業的な意味合いを求められるようになり、「馬が曵く橇」は「トナカイが曵く橇」になり、サンタを乗せた橇がチリンチリンと鈴を鳴らしてやってくる→「Jingle Bell(チリンチリンとなるベル)」といった形で変換されていったそうです。
諸説あるようですが、原曲は全くクリスマスと関係なかったことは確かなようです。あれだけ有名なジングルベルが全く関係のない曲だったというのは、なんだか複雑な気分ですが、街で使う用に作られた歌が世界中で愛されるまでとなったことは非常に興味深いエピソードですね。
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