ギターよりも大きくてベースよりも小さい、そして弦が6本、、
今回はちょっと不思議なFender Bass VIをご紹介します。
Fender Bass VIとは
1961年から1975年まで発売されていたFenderのエレキ”ベース”
翌年に発売されるジャガーにパーツやデザインが非常に近く実は兄貴分的なモデル。
弦が6本張られており、チューニングはギターの1オクターブ下(E,A,D,G,B,E)
1975年にジャガーとともにディスコンになるもファンに愛され続け、1991年にFender Japanから限定発売。
その後もFender Japanはもちろん、カスタムショップやSquierブランドからも復活を果たしました。
仕様
基本的にはソリッドアルダーボディにメイプルネック、ローズウッド指板。
30インチのショートスケールにトレモロ・ユニットにはジャズマスター、ジャガーと同様の
フローティング・トレモロブリッジが搭載されており、ベースの音域でありながらアーミングも可能となっています。
・ピックアップ
シングルコイルのピックアップを3機搭載。
初期のモデルにはストラトタイプのピックアップが採用されていたが、後に現在でもおなじみのヨークが特徴的なジャガータイプのピックアップへ仕様変更されました。
・コントロール
コントロールパネルに一般的なヴォリュームとトーン。
それとは別にピックガード上に各ピックアップのON/OFFスイッチとローカットスイッチを装備しており、
機能的にもルックス的にも非常に特徴強い物となっています。
使用アーティスト
有名どころでは、The Beatlesのジョージ・ハリスンやジョン・レノン、ジャック・ブルースやThe Cureのロバート・スミス。
他にもジョー・ペリーや国内でもL’Arc〜en〜CielのTetsuyaなど根強い人気を誇っています。
公式のフェンダー曰く”バリトンギターではない!ベースだ!”とのことですが、
ローカットしてバリトンギターのように使うこともでき、どこか落ち着くようなサウンドを楽しめます。
最近だとSquierでもお手頃な価格でブロックポジションの70’仕様のものが発売されてますので、気になる方は1度試してみては?
担当:前田
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