中古の安ギターを弾こう!のコーナー (第6回:Bacchus BTH-60’s NAT)【テレキャスターシンライン】 

中古の安ギターを弾こう!のコーナー

(第6回:Bacchus BTH-60’s NAT)

※Qsicのエレキギターの調整、出品までを担当しているスタッフが試奏レビューいたします。
※当店販売価格が5万円程度、またはそれ以内で販売されているものを”中古の安ギター”と定義してピックアップした個体が登場します

マイクを通して録った音やインターフェイスを通して録った音より、やっぱり実感してみないとわからない面が大きい
ということで動画や音声はございません。。。あしからず。

Bacchus BTH-60’s NAT~の試奏レビュー~

【2018年8月21日の時点で4万円代後半のギター】

テレキャスターシンラインタイプが入ってきました。探している方が多いタイプのギターなのか、入荷しても、すぐに売れていく印象があります。

今回の個体はアッシュボディとメイプルネックの組み合わせです。

—-そもそもテレキャスターシンラインとは—-

ボディ部分をくりぬいて蓋をしたセミソリッド・ボディ構造です。セミアコとは出自のコンセプトが違います。

ギターの軽量化を目的に作られたとの話もありますが、やはり構造が違えばサウンドも違います。
エレキギターにしては生鳴りが大きく、「そりゃ悪いわけないよなぁ」という期待通りの傾向です。

ボディ材はアッシュやアルダー、ポプラやバリエーションは様々ですが、特筆すべきはFenderのギターとしては珍しくマホガニーが採用された機種であることでしょうか。

—-試奏環境—-

JC-120アンプ直


—-感想—-

基本的にはアッシュボディとメイプルネックの組み合わせのテレキャスターらしいアタック感とテレキャスターのエッジで、「竹を割ったような」明瞭でパキッとした音の印象です。

リアはキャンキャンいうような高音弦側の押しの強さが全面に出ていて分離感は非常に良いです。
フロントは箱鳴りに寄った傾向のサウンドで、セミアコ風のニュアンスのなにを弾いているかわかる範囲で曇ったトーンでジャズを弾けそうな音です。

ホロウ部分があり生鳴りが大きいのをしっかり拾っていて「テレキャスターシンラインの音」というのは確かに存在するのがわかるギターです。

ハウリングに関してはセミアコに比較してだいぶ有利で、ハウリングは起こしにくく極端な音づくりでなければソリッド感覚で使えるギターです。

実際に所有して弾く前のイメージをしやすいように心がけて出品文を書いております。
是非、当店の販売サイトのエレキギターの出品文も見てください。

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