定番モデルの音、ご存知ですか?~Proco RAT2~ 

ディストーションの定番といえば、真っ先にこのエフェクターが頭に浮かぶのではないでしょうか。
アメリカのミシガン州発のエフェクターブランド、Procoによって開発されたRAT。
その唯一無二のサウンドから、世界中のギタリストに愛されている名機です。

プロも認め、多くのギタリストが愛用するエフェクターの真価は如何に。
今回はProco RATについてご紹介いたします!

RATの歴史

RATの原型が開発されたのは78年
ラージボックス“と呼ばれる現在のRATとは大きめのケースで製作され、79年から販売が開始されました。

現在のRAT2と同サイズのモデルが登場したのは84年から。現在のモデルとは微妙に仕様が異なり、RAT2と比較して”RAT1″と呼ばれます。
RAT1にはいくつか種類があり、その中でまず登場したのは”White Face“と呼ばれる個体。表面の「RAT」ロゴの横に「Proco」の表記が施されているのが特徴です。
その後、86年からロゴの白黒が反転した”Black Face“が登場します。

この”White Face”と”Black Face”は現在では非常に希少価値が高く、高額で取引が行われております。
また、これらの個体はサウンドも現行品より良いと言われており、その部分も人気の理由です。

その次に販売されたのが現行モデルとなる”RAT2″。88年に登場(87年に登場していたとの噂も)です。
この当時から現行モデルと仕様はほとんど等しくなるのですが、およそ2003年までのモデルは若干異なります。
まず、現行モデルは中国生産なのですが、2003年までのモデルはProco本国であるUSAでの生産です。
このことから2003年までのモデルは”USA製”と区別されます。

USA製の第一の特徴としては、使用している筐体の表面が平行に作られた”フラットケース“であること。
現行モデルは表面が斜めに傾いたケースが使用されております。

そして、搭載されているオペアンプも違い、サウンドが異なります。
USA製のオペアンプは基本的に「LM308N」が、現行モデルのオペアンプは「OP07CP」を搭載。
「LM308N」のサウンドの方が人気が高く、”White Face”などには及ばずとも、USA製も稀少で高い人気を誇ります。
※RAT2のUSA製から現行品へと完全にモデルチェンジする時期は曖昧で、”フラットケース”なのに「OP07CP」が搭載されている個体も存在します。

そして2003年から、現行品として販売されているRAT2の完成です。

そのサウンドとは

RATのサウンドを短く説明すると、「荒々しく、エッジの効いたサウンド」でしょうか。
荒っぽい歪みなのですが、太くも鋭い、そしてまとまりのあるサウンドから意外と扱いやすいのが特徴です。

ゲインを上げると荒っぽくはなりますが、音が潰れにくい特性を持っていますので、バッキングでの使用に適しています。
また、トーンがFILTERコントロールになっているのもの特徴で、ツマミを上げていくにつれトーンをカット。ブーミーなサウンドを出力することも可能です。
野太いリードサウンドとしても活躍します。

それに加え、ゲインの幅が広くクランチサウンドも作成であったり、ブースターとしても使用可能です。
ユーザーや使用用途を選ばないのがRATが人気である最大の理由であるのかもしれません。

まとめ

初登場時から多大な人気を誇り、現在までに渡るロングセラーを記録する名機中の名機。
かつて、ジェフ・ベックが愛用していたことでも有名ですね。

Suhr Riotのような現代的なサウンドとは少し異なりますが、音を出してみると「なるほど」と人気の理由が分かります。
多くのプロギタリストが愛用するだけはあるクオリティです。

現行モデルでは比較的に安価で手に入るのもRATの特徴ですので、「名機」と呼ばれるそのサウンドをぜひ一度味わってみてはいかかでしょうか!

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