定番モデルの音、ご存知ですか?~Sweet Honey Overdrive~ 

北欧フィンランドのエフェクターブランド、MAD PROFESSOR製作の名機、Sweet Honey Overdrive
数年前、某音楽雑誌のエフェクター特集で、当時最も多くのプロが使用しているオーバードライブとして紹介されていたほど絶大な人気のある1台です。

プロも認め、多くのギタリストが愛用するエフェクターの真価は如何に。
今回は名オーバードライブ、Sweet Honey Overdriveについてご紹介いたします!

どんなコンセプト?

Sweet Honey Overdrive(以下SHOD) 開発のコンセプトは、一言で言えば「Suproアンプを再現したサウンド」になります。

Suproとは、USA発の老舗アンプブランドで、多くのコントロールを搭載しないシンプルな仕様でありながらヴィンテージ回路による深みのある鳴りが特徴で、ジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジなど多くのレジェンドギタリストが使用した名機です。

MAD PROFESSOR のエフェクタービルダー、ビヨン・ユールがそのサウンドに目をつけ、前身ブランドであるBJFE にてHoney Bee Overdriveというエフェクターを開発します。
ブランドが現在のMAD PROFESSORとなった後、Honey Bee Overdrive のコンセプトとサウンドを受け継ぎ、さらに改良が施されて誕生したのがSHODです。

どんなサウンド?

まず、基本的な歪みはゲイン量少なめでナチュラル。クランチサウンドを最も得意とするエフェクターと言えるでしょう。
非常にアンプライクなサウンドで、繊細で深みがあり、それでいてカラッとした程よい抜け感もあります。

そして何より特筆すべきは、その反応性。ピッキングレスポンスが素早く、かつピッキングニュアンスを最大限活かして出力するのが特徴です。アルペジオの細かな表現も余すことなくアウトプットします。

そしてピッキングの強弱やギターボリュームに追従してゲイン量も変動します。ギタリストの手元のみで自由自在にゲインを調整することが可能なのです。

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SHODと言えば、やはり注目されるのはその反応性です。
ギタリストのテクニックを最大限発揮できる特性を持っていますので、プロに愛用者が多いのかもしれません。

また、SHODにはNew Sweet Honey Overdrive Deluxeという別モデルも販売がされており、こちらは2バンドEQが追加されより幅広いサウンドメイクを可能としております。
歪みも、より周波数レンジが広がったアンプライクなサウンドに改良が施されておりますので、オリジナルのSHODと比べてみると面白いかもしれません。

最後になりますが、多くのギタリストが求めるその魅力、感じていただけましたでしょうか。
やはり人気があるモデルには、それに見合う価値と理由がございます。
まだそのサウンドを体感したことがない方は、ぜひ一度手にとってみてください!

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