演奏性向上の秘訣。ナット編 



弦高もネックもバッチリなのになぜか弾きにくい…。そう思った事はありませんか?
もしかしたら、ギターが弾きにくいのには別の理由があるのかもしれません。

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ギター、ベースを調整する際に良く耳にする『ネック調整』『弦高調整』『オクターブ調整』。これらをしっかりと正確に行うだけでもギターやベースの演奏性は飛躍的に向上するのですが、『ナットの弦溝』についてはあまり調整をされない方も多いかと思います。

数十万円もするような高級ギターの場合はナットの溝の深さのような細部にまで拘り、製造されているので特に問題はないと思われるのですが、エントリークラスのギター、ベースの場合はナット溝が高く、ローポジションが弾きにくいといった事が起こる事も。

確かにローポジションが弾きにくい…と思われた方の為に、今回は簡単なチェックの方法をお教えいたします。ネックが反った状態だと正確にチェックできませんので、真っ直ぐに調整した状態でチェックしてください。

手順

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1.いつも通りチューニングをします。

2.6弦3フレットを押さえます。

3.3フレットを押さえたまま1フレットの頂点から弦の下側までの隙間を見ます。

4.隙間が大体ハガキ一枚分ならOK!

5.各弦で1~4を行う。

いかがでしたか?もしも隙間がハガキ一枚分よりも広ければ、調整次第でまだまだお持ちのギターが弾きやすくなるかもしれません!逆に隙間が少なすぎると開放弦でのビビリの原因になってしまいます。ナットの交換や調整には専用工具が必要なため、気になった方は一度リペアショップに相談してみるのがオススメです!

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