すぐにスラップが出来るようになる、初心者のための簡単練習法! 

私はラリー・グラハム、ルイス・ジョンソン、マーカス・ミラー、ヴィクター・ウッテン、フリーなど、スラップ奏法を多用するベーシストが好きなので、スラップばかり練習していた時期があります。

特にスラップフレーズの定番でもある、ラリー・グラハムの「Pow」や、マーカス・ミラーの「RAMPAGE」などは良く弾いてましたが、独学で練習していたので非常に効率の悪いやりかただったと思います。

今回はまだスラップ奏法をマスターされていない方が効率よく練習できるよう、スラップ奏法習得のための簡単な練習法をお届けいたします!

サムピング

サム1

サム2

まずは右手親指を立て、他の指は軽く握りましょう。
この時あまり力を入れないことが重要なポイントです。
手の形としてはピストルを握るような感じ(人差し指だけ軽く伸ばしておく)です。

この状態で腕や肘は動かさずに手首を反時計回りに回転させて、親指の爪の左側面辺り(関節の骨付近でもOKです。)を弦に当てます。
弦に当たると反動で親指がはじき返されると思います。
この時、手首に力が入っていると指がはじき返されずに音がミュートしてしまいます。

はじめは「リラックスした状態で右手首を回転させて親指を弦に当てる」という練習を繰り返しましょう!

プル

プル2

プル1

プルは人差し指で弦を引っ張り(主に1、2弦))はじいて音を出す方法です。
サムと比べると比較的簡単ですが、注意していただきたいのは指をあまり深く弦に入れない事です。
指が深く入ってしまうと、次の動作が遅れてスムーズなフレージングが出来なくなります。
ですので、プルは出来るだけ人差し指の先の方を使って引っ張るように意識しましょう。
長時間練習していると指先に水ぶくれが出来てしまうので、適度に休息をとりながら無理な練習はしないようにしましょう。

水ぶくれとなってしまうと、しばらくの間ベースが弾けなくなる可能性もありますので注意が必要です。

具体的な練習方法

上記を意識しながら、まずは4弦の開放弦をサムピングで弾いてみましょう。
音がミュートされずに、しっかりとした音量でボーンと鳴ればバッチリです。

次は2弦2フレット(4弦開放のオクターブ上の音)をプルで弾いてみましょう。
弦がフレットに当たり、パキンとしたパーカッシブな音が出るようになればOKです。

以上がそつなくできるようになれば、4弦開放弦、2弦2フレットをサム、サム、プルと繰り返し練習しましょう。
この、オクターブを弾くフレーズはスラップ奏法で多用されますので、是非とも弾けるようになっておきたいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
簡単ではございますが、以上がスラップ奏法の基本的な練習法となります!
他にも効率的な練習法はあるかもしれませんが、参考の一つとしてお役立ていただければ幸いです。

反響があれば、今後も「左手ゴースト・ノートの出し方」や「ロータリー奏法(4連続スラップ)」など、スラップに関する練習法を初心者の方にも分かりやすくお届けしたいなと思います^^

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