楽器と長く付き合うコツ 

ギタリスト、ベーシストの皆さん、ケアはしっかりしていますか?
ネック?いえいえ。今回は自分自身です。 img_0214-%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

身体面でいうと、ボーカリストは声帯を使うので普段からマスクをつけたり、加湿器を使うなど
ケアの定番のようなものはあるかと思います。

それに比べるとギタリストやベーシストは、往年のロックスターのようにライブ後は打ち上げ
朝までパーティなイメージが強いのと、破滅的なほうがかっこいい(!?)節がある気がします。
逆の方向性でいくと、真面目なギタリストは毎日の練習をどれだけハードにこなしたか。

何時間練習したか のような部分で無茶をするのが美徳とされていた時代もあるように感じます。
熱中してできるのはすばらしいことなのですが、注意点もあります。
よく聞く問題は腱鞘炎でしょうか。

腱鞘炎

ギターはストローク、アルペジオ、速いピッキング、弦を押さえているほうの手など
腕や手首、指をよく使います。(ベーシストやキーボーディスト、ドラマーも同じく)
最近ではスマホで腱鞘炎になる人がいるなど、演奏をしない人にとっても身近なケガでもあります。
痛みを感じて、それでも続けていると、慢性的な痛みになります。
痛みを感じるということはなにかフォームが間違っているか、
ちゃんと調整されていない楽器を力んで弾いているということが考えられるので
ギター、ベースを楽器店でみてもらう、自分の演奏しているところを撮ってみる。
力を入れすぎていないか確認するなどしてください。
もし、痛みを感じたら休息をとってください。おさまらないのであれば医師の診断をおすすめします。

楽器の練習というのは、実際にその楽器を触らずにできる練習もあるのと、
睡眠している間に脳がベストな動きを整理整頓するので 休むことも大事な練習のうちです。

世界的に技術を認められているベーシストの今沢カゲロウ氏が著書で身体のケアについて書いていたので、
私がここに今沢氏が気をつけている点の一部を簡単に目次にしますので、
身体のケアについて今一度、考える機会となれば幸いです。

・基本、朝早く起きる
・演奏の前には水分補給
・ストレッチ(押弦力に必要な手、腕の筋肉、その延長線上で繋がっている筋肉を伸ばす)
・演奏時は手首の力を抜き、筋肉に頼りきって弾かないようにする
・楽器を背負ったり機材の運搬などをするので腰には特に注意する(腹筋背筋を鍛えて予防)
・ライブ終了後の夜にその日、演奏で使った筋肉を再び動かす

これで一部です(笑)、ここまで無意識に自然にこなしてこそプロといえるのかもしれません。

冬がきて体調を崩しやすい時期、忙しい時期になるかとは思いますが。
無理をせず、楽しんで取り組んでいる時間を是非、大事にしてください。

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