アクティブVSパッシブ…… 

ベースを買う時の悩みの一つに、アクティブで選ぼうかパッシブで選ぼうかという悩みがあると思います。
日々お客様と接している印象では、アクティブは若年層に人気が高く、パッシブは年齢層関係なく万遍なく人気があるという印象です。

アクティブのメリットは、
ベース本体にプリアンプが積んであるので、手元でイコライザーをイジり、特定の帯域を強調(ブースト)したり、逆に抑えたり(カット)する事ができます。よって幅広い音作りができます。
音の立ち上がりも早く、輪郭がはっきりしており音圧も高めな印象です。
ノイズに強いのもメリットですね。

デメリットは、ピッキングニュアンスを出すのに少々苦労するところでしょうか。相応の熟練度が必要です。
また、音が前に出過ぎな印象があり、歌ものなどのアンサンブルでは少し浮いて聴こえる事があります。
プリアンプも、ライブ中にイコライザをイジるのは意外と難しく、上がりすぎたり下がりすぎたり…ちょうどいいポイントにあてるのは結構難しいのです。

対するパッシブですが、こちらはボリュームとトーンというシンプルで扱いやすい構造です。
イコライザーをいじりたい時はアンプでイジればOK。
音質は、ナチュラルで温かみのあるのが特徴。
ピッキングニュアンスの反応もいいですね。
一番の醍醐味は、バンドアンサンブルで他の楽器と上手くブレンドし、ベース本来の役割が遺憾なく発揮されるという所でしょうか。絶妙なフィット感があります。

デメリットは、ノイズに敏感。
アクティブと比べると音圧が低く何となく迫力に欠ける印象。
シンプルすぎて音の幅が狭く感じられる。

という所でしょうか。

多くのジャンルに対応出来そうなのはパッシブと言えるでしょうが、アクティブにはパッシブでは得られない迫力や、音の多彩さがあります。
好きなジャンルやプレイスタイルに合わせて自分にピッタリの物を選びましょう!

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