ドラマーの登竜門、ルーディメンツ~本編~ 

 

今回は先月の投稿に続き、いよいよルーディメンツの紹介です!
前回のストロークはバッチリ習得しましたか?意外と難しいでしょう?
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今回は本編のルーディメンツを紹介!
バンドの軸となるドラムは基礎がとっても大事です!
ルーディメンツを効果的に利用して基礎力を磨きましょう!!

ルーディメンツといっても今回紹介するのはParadiddle(パラディドル)。
みなさんご存知でしょうがこのパラディドルを使ったワンランク上の練習方法と合わせてご紹介したいと思います!

 

Single Paradiddle(シングルパラディドル)

シングルパラディドルの手順は
RLRR LRLL

基本的には4音で1区切りになりますが2周目は手順が反対スタートになり、2周を終えて一周するといった流れとなります。
頭にアクセントが付けるとシングルパラディドルの完成です!

 

Delayed Paradiddle(ディレイドパラディドル)

2つ目にアクセント
名前の通り一つ分遅らせた手順となり
RLRL LRLR

 

Reverse Paradiddle(リバースパラディドル)

3つ目にアクセント
こちらも名の通りシングルの反対にした手順です。
シングルパラディドル4打の3番目からスタートした手順となります。
RRLR LLRL

 

Inward Paradiddle(インワードパラディドル)

4つ目にアクセント
インワードってあまり聞きなれないですよね?
意味としては「内側に」という意味ですがダブルストロークが内側に来ているからそう名付けられたのでしょうか?
RLLR LRRL

 

 

さて、ザザッと4種類を紹介しましたが

このパラディドルを使って練習パターンを作ってみましょう!

パラディドルチェンジ

4/4で1小節ずつ16分音符でパラディドルをチェンジしていきましょう!
まずは紹介した順番に並べてシングル-ディレイド-リバース-インワードを1周とします。
そのまま並べてしまうとディレイド-リバースとチェンジする時にLRLR-RRLRと、3連打のかなり局所的なトリプレットの練習になってしまうので1周目のリバースから左手ス
タートに切り替えます。

そうするとトリプレット問題が解決されるわけですが続けていくとどうなるでしょう?

頭から数えてみましょう。
右シングル-右ディレイド-左リバース-左インワード
となります。
さらに続けると2周目は
左シングル-左ディレイド-右リバース-右インワード
となり3周目からまた右シングルに戻るので2周で1セットの合計8小節の手順が完成します!

少し考えながら叩かないと手順が迷子になってしまうのですがそれが頭のトレーニングに効くのです!
ダブルストロークとシングルストロークのみの無理のない手順なのでかなりの速さまでテンポが上げられるので一度に多方面の練習が可能になりますよ!

またこのトレーニングをさらに難しくすると
4/4を3/4、2/4、1/4と
パラディドルがチェンジするタイミングを1拍、また1拍と減らせば更にさらに難易度の高いトレーニングになります!

もう一つ”ややこしい”練習をご紹介しましょう!

連符のパラディドル割

4/4で音符は6連符。
これにそれぞれのパラディドルを振り分けてみましょう!
もう訳分からなくなりますよね!
初めはひとつひとつ数えながら覚えた方が良いですが、なれるとアクセントが2拍3連のタイミングでなっているのでアクセントを基準にすると音楽的なトレーニングが楽し
めます。

もちろん5連符や7連符に当てはめても良い練習になりますのでまずは奇数連符をオルタネイトで叩く練習をしてみて、なれてきたらパラディドル割りに挑戦してみてはいか
がでしょうか?

このややこしい連符割りのコツですが
始めは無機質に刻んで手順を覚えましょう。
耳がアクセントだけをとらえられるようになったらあとはこっちのもの!
アクセントをめざしてパラディドルするだけです(^^)

パラディドルの応用

最後にドラムセットに応用してみましょう!
シングルパラディドルの
R=ハイハット
L=スネア
アクセントをパラディドル通りにつけると16beetの手だけバージョンです!
このパターンにバスドラムを自由に付け加えるとパラディドルを使ったリズムパターンの完成です!

さらに応用すると4小節パターンにして最後の1小節をフィルインパートにします。
もちろんこの1小節もパラディドルを続けます。
アクセントをタムにしてみたりシンバルにしたり、アクセントに限らず好きなタイミングでタムやシンバルを使ってカッコいいフィルインを作ってみましょう!
先程書いた6連符を使っても良し!
シングルに限らず他のパラディドルを使っても良し!
アクセントの位置を変えてみても良し!
無限に練習パターンが作り出せるトレーニングですのでぜひお試しください!!

カッコいいパターンができたらスタジオやライブで披露しちゃいましょう!!

以上ルーディメンツの使い方でした!

paradiddle

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