自分に合うスピーカー選びのための第一歩 

【自分に合うスピーカー選びのための第一歩】

良いスピーカーで好きな音楽を聴くとテンションが上がりますね。
聴きなれた曲でも、ワンランク上のスピーカーで鳴らしてみると今まで聴こえていなかった楽器の音が聴こえてきたり、ハモりがより鮮明に綺麗に響いたりします。
しかし、スピーカーもたくさんあり、どれが自分にとっていいのかが分かりにくいですよね。
自分に合ったスピーカーを選ぶとき、いちばんは実際に鳴らして聴いてみて選ぶのが良いですが、一度調べてみると色々なタイプのものが山ほど出てきて、どれも試してみたくなる・・・。

そこでスペックを見て、少しでも絞るという方法をお勧めしたいと思います。
スペック表は、難しそうな単位が書いていたり、ややこしそうですが、役に立つ情報が書かれています。
本日はそれらを順に見ていきましょう。

主に書かれているスペックは下記の通りです。

1.形式
2.ユニット
3.出力音圧レベル
4.周波数特性
5.クロスオーバー周波数
6.入力インピーダンス
7.許容入力

順番に参りましょう!

1.形式
バスレフ型、密閉型という表記をよく見かけると思います。

ここでいう「形式」とは、エンクロージャー(スピーカーのキャビネットの部分)をどのような方式で響かせるか。ということをさしています。

エンクロージャーは主に低音を響かせる役割を担っており、
エンクロージャーなしでユニットのみを響かせても、低音が足りず、軽い音しかなりません。
構造としては、バスレフ型は、エンクロージャーに筒状の穴を作ることにより低音を増やす仕組みになっています。
バスレフ型スピーカーの低音は、迫力がありつつも伸びのあるのが特徴です。

密閉型は名前の通り、エンクロージャーを密閉させることで低音を増やします。
タイトで締まりのある低音がお好みの場合、こちらがオススメです。
その他に、ドロンコーン、ホーン型というものがあります。

2.ユニット
ユニットとは、スピーカーのコーン部分になります。
種類がいくつかございますが、よく目にするのが、
フルレンジ(全帯域)サブウーファー(超低音)、ウーファー(低音)、ツイーター(高音)でしょう。
それぞれに担当する周波数帯域があり、何種類搭載するかによって、2ウェイ、3ウェイとなります。
多ければいいというものでもないので、まずは2ウェイあたりから試してみてはいかがでしょう?

3.出力音圧レベル
スピーカーから出てくる音圧(音の大きさ)を示します。
数値が大きいほど出力音圧レベルが高いので、比較的余裕を持って音を出せているといっていいでしょう。
単位はdBであらわされます。

4.周波数特性
そのスピーカーが、どのくらいの広く周波数を再生できるかの数値です。
この値が広いほど、低域から高域まで再生してくれるというものです。
単位はHzであらわされます。

5.クロスオーバー周波数
2ウェイ以上のスピーカーで見られる表記です。
例えばウーファーとツイーターの2ウェイの場合、ウーファーの周波数とツイーターの音の周波数をどこで重ねて(交わって)いるかを表しています。
単位はHzであらわされます。

6.入力インピーダンス
こちらは抵抗値です。
4Ω、6Ω、8Ωというのが一般的で、音質に直接的に関係はないのですがアンプとのΩ数をあわせることにより、効率的に音をならすことができます。
アンプに表示されている推奨値よりインピーダンスの低い(数値が小さい)スピーカーを組み合わせると、アンプに負担をかけることになりますのでご注意を!
単位はΩ(オーム)であらわされます。

7.許容入力
このくらいの連続して入力を加えても、スピーカーは壊れませんよ、という値。
高ければ、より丈夫なスピーカーと言えます。
単位はWであらわされます。

観賞用、制作用共にスピーカー選びは難しく奥深いものですが、スペックを見比べて絞っていくと良い物に出会えるかもしれませんね。

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。