ドラマーの皆さんは普段どんな練習をしていますか?
スタジオでの個人練習…出費がかさみますよね…
そんな時に自宅で出来る練習、ルーディメンツをご紹介いたします!!
ルーディメンツはドラマーにとって必要不可欠な基礎奏法です
習得したり仕組みを理解するだけで
ドラミングがグッとレベルアップしますので
聞いたことや簡単な手順なら知ってるよ!
という方もぜひご覧になって下さい!
今回は本編のルーディメンツの紹介の前に
前編ということでルーディメンツドラミングを構築する
4つのストロークからご紹介いたしましょう!
4つも?!と思われるかもしれませんがご心配なく!
物理的にこの4つを使わなければ
ドラムを叩けないレベルの初歩的な内容なので
普段使っている動作に名前を付けた程度に
思っていただければ簡単なことです(^^)
なぜこんなに初歩なことをわざわざ記事にするのか?
それはルーディメンツを構築する基礎の部分、
「基礎の基礎」だからです!
さらに普段の動作に名前をつけることで
よりその動作に意味を持たせることが出来るので
整頓された美しいドラミングをすることが可能になります!
では、どのようなストロークがあるのか?
1つずつ見ていきましょう!
その前に…
「ストロークって何のこと?」
簡単に説明すると、スティックの振り幅のことです。
というかこれ以上難しく説明できません笑
振り幅=ダイナミクスとなりますよね。
実際のドラミングでは無断階のダイナミクスが必要となりますが
ここでは基礎ということでアクセントが付くか付かないか
この2種類のみとしますが、
実際に曲を演奏する際のストロークは何段階にもわかれており
あくまで「基礎」での話ということを前提としてご紹介します。
●Down Storke
最も基本的なストロークで振り上げた状態からストロークし
ヒットした後に打面からチップを5cm程離した状態
つまり上から下に振り下ろすだけ
これをダウンストロークと言います。
ふんどし一丁で真正面の巨大な大太鼓をドーンとならしてピタッと止まる
あのストロークもダウンストロークです。
●Tap Stroke
名の通り軽く叩くストロークの事です。
スマホの画面をタップする、なんて言いますがそれと同じこと
先程のダウンストロークからこのタップストロークへ分岐する事ができ
“タットットットッ”と4発叩く内の頭にアクセントを付けると
後ろ3発がタップストロークとなります。
小さな動きなので誤差があればすぐに音に出てしまい
打面5cmをひたすら真っ直ぐにタップする練習もなかなかハードですよ!
●Up Storke
ダウンの反対、アップストロークです。
言葉の意味そのまま、
打面5cmから打面を瞬間引き上げるストロークです。
“タットッタットッ”と大小大小という風に叩いた時の小の部分のストローク
つまり次のストロークにアクセントが付く場合のストロークになる訳です。
●Full Stroke
振りかぶった状態から打面にヒットした後、
スタートの位置に戻すストローク。
文字にすると少しややこしくはありますが
単純に大きな音を続けて叩く時のストロークと考えて頂ければ
とても分かりやすいのではないでしょうか?
4つのストロークをご説明しましたが何か気づきませんか?
全てのストロークが次のストロークに対する準備を兼ねているのです。
つまりヒットの瞬間はもちろん、ヒットする為の動作の時点で
次のストロークが決定していることになります。
まとめるとそれぞれのストロークは常に2つの分岐があり
それぞれD、T、U、Fとすると
D→T or U
T→T or U
U→D or F
F→D or F
のように次に繋がるストロークが決定しています。
こんなこと考えなくても自然に出来ていることではありますが
この4ストロークを意識するだけで難易度がグッと上がり
両手で叩きながら意識するとさらに難易度が上がりますが
その分習得した時には整頓された
美しいストロークになっていることでしょう!!
スネア用の教則本をお持ちの方は空いたスペースに
D、T、U、Fと記入するのも頭の体操になって効果的ですよ!
それでは最後に皆さんにストロークの問題です!
頭の中だけで答えが分かったらもうストロークマスターです!!
いかがでしたか?
新たなどんなストロークを使っているか理解するだけで
スティックコントロールがグッと良くなり、基礎力が向上するのです!
普段のパッド練習やドラムセットでの練習に
ぜひ取り入れてみてください(^^)
次回は本編のルーディメンツのご紹介です!
お楽しみに!
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