いつもご覧いただきありがとうございます!
MartinやGibsonのギターは常に人気ですが、 実は国産のギターも優秀なものがたくさんございます!
今回は個人的に気になっている、いぶし銀の国産ギター達をご紹介いたします!
それでは早速いってみましょう!
※今回ご紹介のギターは全て日本製でございます。
中国製などの廉価のものは除いております。
国産ギターをおすすめする理由
日本は冬場は乾燥、梅雨は湿度が高いなど時期によってかなり差がありますが、
例えばMartinやGibsonを作っているアメリカなどは日本と比べ気候が比較的安定しています。
個人的に日本国内でシーズニングしていない木材で作られたギター(主に海外製)は安定しにくいイメージがありますが、
それは当たらずとも遠からずではないかと思っています。
逆に木材を仕入れて日本である程度寝かせ、狂いをある程度出してから作ってある(であろう) 日本製のギターは、
今まで各種メーカーのギターを弾いてきた中でも安定しているように感じます。
そこで今回は国産のアコースティックギターで個人的に気になっているものを取り上げたいと思います。
それではいって見ましょう!
※今回取り上げたギター3本は、いぶし銀、お買い得、安定感、の観点から独断と偏見で選定しております。
morris
個人的に今一番気になっているのがMorrisです。
昔「Morrisを持てばスーパースターも夢じゃない」というキャッチコピーがありましたが、
スーパースターになれるかどうかは別として製品は非常に優秀です。
特にMorrisは高級機や入門機よりも中価格帯の商品のコスパが最高で、
当店に在庫していますM-80Ⅱなどがそれらに該当します。
蛇足ですがM-80Ⅱに関しましては、その前のM-80LTD、M-80からの流れがあり、
10万円程度の価格でオール単板、日本製と、Morrisの粋な計らいによって成立しているモデルです。
似た仕様でフォークサイズのF-LTDⅡもございますが、こちらは小ぶりですので、
小柄な方や女性にもおすすめです。
サウンドに関しては好みが分かれるところですが、クセがなく素直な音色で、
GibsonやMartinのような分かりやすい音の特徴はあまりありませんが、
場面を選ばずオールラウンドに使える印象です。
刺し身で例えるとイカといった感じでしょうか。
Morrisは正直なところそれほど人気はなく、ものは非常に良いのに中古販売価格が安いという
ユーザーフレンドリーなブランドです。
是非一度騙されたと思って弾いてみてください!
コスパ最高です!
Takamine
次は長渕剛さんのファンの方などにはお馴染みのTakamineです。
日本人にはおなじみのTakamineも現状ではそれほど人気はございません。
ですので、中古品は大変お買い得な価格で出ていることが多いです。
昔はエレアコと言えばTakamineといった感じでしたが、
今は正直なところそのポジションはTaylorが独占しています。
また、L.R.Baggsなどから簡単に後付けできる良いピックアップが出てきたことにより、
好きなアコギに後付けしてエレアコにすることが一般的になり、
最初からエレアコで探さない方が増えているように感じます。
しかしそんな中、日本代表エレアコブランドTakamineはその品質は落ちることなく
むしろ洗練されているように感じます。
例えば当店に在庫してあるTDP861Cなどは、古臭いイメージなどは全くなく、
真空管入りプリアンプなどの新技術も取り入れ、
メーカー特有の個性をしっかり出しています。
見た目が地味な点以外は製品として非常に優秀ですので、
定番のエレアコに飽きてしまった方などにあらためておすすめしたいです。
久しぶりに弾くとこんなに良かったんだと思うと思いますよ!
ちなみに刺し身で表現するとカワハギです。
ASTURIAS
福岡県久留米市にあるASTURIASのギターは、Martinタイプのギターを中心に、
長年培われた技術によりハイクオリティなアコースティックギターを製作しています。
一部のアコギ好きにはすでに認知されているブランドですが、
知名度は正直MorrisやTakamineと比べればまだまだだと思います。
しかし、ギターの品質も音も本当に素晴らしく、
スタンダードな仕様で新品30万円以下という値段設定ですが、安いと感じさせるほどです。
当店に在庫してますD-28タイプのTRAD D を弾いたときに、 Martinっぽさは残しつつ、
かっちりしつつもクリアーな音質で、よくできているなと感心しました。
自分はドットのポジションマークが好きなので、もしASTURIASのギターを買うならカスタムオーダーで買うと思いますが、
仮にドットポジションのものが中古で出ていれば即買いすると思います。(スタンダードモデルは全てスノーフレークインレイ)
マニアックなブランドなため中古価格は正直安いです。
15~16万円くらいで出てたりしますので、かなり狙い目です。
こちらもぜひ一度弾いてみてください! めちゃくちゃ良いです!
カツオのたたきといった印象です。
今回取り上げなかったブランド
そんなにお買い得価格ではない(適正価格で売られている)という点で今回は入れませんでしたが、
YAMAHA、K.Yairi、Headwayなどの有名どころも抜群に良いです。
それぞれメーカー特有の個性があり、ミドルクラス以上の日本製モデルはどれも、
癖がなく、弾きやすく、状態も非常に安定している印象です。
バインディングが剥がれたり、ブリッジが浮いたり、 ネックに変な癖が出たりといった症状をあまり見ることがありません。
丁寧なシーズニングと、木の癖を見抜くベテランの職人による組み込みによるものでしょうか。
個人的には、MartinやGibsonなどの定番アコギを1本と、日本製の万能タイプを1本持っておいて、
場面場面で使い分けるのが最適ではないかと最近感じております。
自分はMartinのD-28を持っていますが、今一番欲しいアコギは気軽に弾ける国産ミドルクラスです。
中古や特売で良いものを見つけたら夏のボーナス一括払いで即買うつもりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
国産のアコギ、本当に良いですよ!
正直なところYAMAHA FG-820など廉価のクラスでも価格を考えると相当良くできていると思いますが、
日本製の、特にオール単板モデルなどは素直に気持ちよく鳴ってくれてコスパ高いと感じます。
Martin、Gibson、Taylorなど、海外のアコースティックギターが人気ですが、
ぜひ一度国産のものも試してみてください!
きっと新しい発見があると思いますよ!
それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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