コロナも落ち着いてきて、色々なところで市民参加型のフェスが開かれたり、ストリートライブをされる方が増えたり、楽器店としては嬉しい風景が戻ってきました。
さて、鍵盤を使って弾き語りやストリートライブをされる際、マイクをどこにつないでいますか?
「アンプに直接つないでいます」と言う方ももちろんOKです!
ですが、もしも使用されているシンセサイザーがRolandのJUNOシリーズやFAシリーズ、YAMAHAのMODXなど、マイク用のINPUTを持ち、ボーカルエフェクトなどを搭載している場合はそちらにつなぐのもおすすめです!
なぜならば・・・
シンセサイザーのケーブルとマイクのケーブルを別々に接続する場合、アンプのINPUTを2つ使用する必要があり、用意するアンプが大型になったり、モデルが限られたりする可能性があります。
そんなときはシンセサイザーのINPUTにマイクをつないでしまえば、シンセサイザーのOUTPUTからマイクの声も出てきますので、アンプのINPUTは1つしか使いません。
また、ボーカルエフェクトも搭載されていましたら、リバーブやコーラスなどのエフェクトもかけられ、別でボーカル用エフェクターを用意する必要もありません。
ボーカルエフェクトの中には・・・
さて先程、挙げさせていただいたRolandのJUNOシリーズやFAシリーズ、YAMAHAのMODXなどにはボーカルエフェクトが搭載されており、弾き語りにおいたメインの使い方としては「リバーブをかけて、声に深みを出す!」ということになるかと思います。
そのボーカルエフェクト群の中に「VOCODER」という機能も搭載されていることをご存知ですか?
VOCODER(ボコーダー)とは、マイクに向かってしゃべりながら鍵盤を弾くと人の音声(ボーカル)を電気的に変形させ、いわゆるロボットボイスを作り出す機能・機器を指します。
日本ではYMOが使用したことにより(TECHNOPOLISのトキオーがやっぱりいちばんに浮かびますよね?)、一大ブームとなりました。
現在でもEDMからHip Hop、フュージョン、J-POPまで、あらゆるところで使用されています。
せっかくシンセサイザーにマイクをつないでいるのであれば、ボコーダーを使ってみない手はありません!
なぜならば、やっぱり出ている声(音色)が独特なので、「何だあれは?」と足が止まります(笑)
弾き語りは足を止めてもらうことが何よりも大事!だと思いますので、ライブの世界観を壊さないことは前提として、ボコーダーを使うのはありなんじゃないかなーと個人的には思っております。
また、デュオで歌われている場合などのコーラスで使うのも面白いかもしれません。
ボーカルエフェクトでももちろん多彩な効果を得られるのですが、ボコーダーならではの面白さもあり、ピッチも修正されますし、使ってみる価値はあるかと思います!
ぜひ一度ボコーダーで遊んでみてはいかがでしょうか^^
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