なぜピッコロトランペットはピストンが4本なの?? 

ピッコロトランペットもその名の通り、トランペットの仲間ですがなぜか通常よりピストンが1本多く4本ついていますね。
音が高いからというのももちろん間違いではないのですが、ではなぜ音が高いとピストンが増えてしまうのか。。
今回はピッコロトランペットの構造についてご紹介いたします!

ピッコロトランペット

まずピッコロトランペットは、B♭管トランペットと比べて管長が半分しかなく1オクターブ高い音域を担当している楽器です。
息の入れ方や音程を取ること、しっかり鳴らすことが難しく比較的抵抗感が強くなるため、上級者の方が演奏されているのはそういった技術的な面でよりシビアな奏法を強いられるというのもあるかもしれません。

では、そんな難しい楽器なのにピストンまで増やすのか!?とつい思ってしまいましたが、それは管長ならではの秘密がありました!

ピッコロトランペットが4本ピストンな理由

上記の通りピッコロトランペットは一般的なトランペットに比べて、半分の管長しかありません。
そのため、低音を演奏する場合3本では管長が足りなくなり音が出せなくなってしまうことになるのです。
つまり、もう1本ピストンを増やすことで管長を伸ばし演奏できるようになっているのです。
低いファの音から全て4番ピストンを使用した運指となっています。

また、4番ピストンは右手の小指か左手の人差し指で演奏され、奏者の好みによって使い分けされております。

まとめ

いかがでしたか?
構造上どうしようもない部分とそんなに難しい楽器だったのかと感じた方もいらっしゃったかなと思います。
パッと楽器を持ち替えて吹いている方は実はすごいスキルの持ち主かもしれません!

足元に何本も楽器をおいている方を見てみるのも、新たな目線で演奏を楽しめるかもしれませんね^^

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