「良さそうなPEが入ってきたな~」と思っていたら、ヘッドロゴに見覚えのある音叉のマークが…。
YAMAHA WED CUSTOM
実はWeddington Customというモデルで、YAMAHAのモデルでした。
YAMAHA YGD(Yamaha Guitar Development)のU.S.A.MODELのようです。
Special, Classic, Customの3ラインナップで、今回入ってきていたのは一番上位の機種WED Customです。
WED CustomはFB(フェイデッドバースト)とCH(チェリー)の2色展開だったようです。
1991年のカタログに掲載されており、STEVIE SALASがこのモデルのイメージ写真に起用されています。
“1950年代に開発されて以来、多くのギタリストに愛用され、ロック・シーンに影響を与え続けているメイプル・トップ/マホガニー・バック・ボディにセットネックのソリッドギター。”とカタログに表記されている通り、レスポールを意識している様子。
ちなみにモデル名は、Y.G.D.のある北カリフォルニア、ウェディントンstになぞられてネーミングされています。
構造・仕様
メイプル・トップ/マホガニー・バック・ボディにセットネック構造。
5ピースラミネイトネック、フロントPU位置まで差し込む形でジョイント。
大きくカットされたジョイント部で、ローポジションからハイポジションまで変わりない弾きやすさ。
エボニー指板であるあたりがCustomを感じさせます。
指板Rは305 mm (12 inch)
ネックスケールは24.75 inch (629 mm)
ジョイント部の大胆なヒールカットだけではなく、ボディバックのコンターの加工やボディトップのアーチの加工もかなり大胆になされています。
ピックアップセレクターは5wayで、ハムバッカーの3wayに加えてフロントパラレルと、内側のコイルのシリーズとリアのいちばん外側のコイルが逆相でパラレルミックスされたサウンドが扱えます。
ピックアップ自体はY.G.D.デザインによるディマジオPUです。
入荷していた個体は重量が4.71kgもあり、YAMAHAのSGを彷彿とさせる抱え心地でした。
製造時期は1989~1993年の短い間だったようです。
ヤマハのエレキギターの良さは言わずもがな、YAMAHA SGなどを検討されていた方には一度試してみていただきたい良いギターです。
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