サックスやファゴット吹きの皆さんは今までに演奏の際に、ストラップにかかる重みで首が「苦しい」「痛い」と感じたり、息をもっとスムーズに出し入れしたいと思ったことはありませんか?
今回はストラップの演奏への影響や重要性について豆知識を書いていきたいと思います!
サックスは何㎏ある?
今回は当店の在庫から、YAMAHA アルトサックスYAS-62の重量を計測しました。
生まれたばかりの赤ちゃんと同じくらいの重量ですね!!
一般的にソプラノサックス約1.1㎏、アルトサックス約2.5㎏、テナーサックス約3.5㎏、バリトンサックス約6.5㎏あります。
ストラップのより良い付け方
①奏者や楽器にあったストラップを選びましょう
ストラップには首からかけるネックストラップと、肩にかけるショルダーストラップがあります。多くの方がネックストラップを使用してますが、奏者の体格や演奏姿勢によりショルダータイプを選び首への負担を減らすことができます。
楽器の大きさに合わせその楽器専用のストラップを選ぶことが大切です。
②正しい付け方をしましょう
ストラップは出来るだけ首の付け根にかけるようにします。実際に楽器を構える際に、マウスピースとの距離が遠い場合には首だけを前に突き出すのではなく腰からやや前のめりなるようにし、肩が内側に巻かないようにしましょう。
ストラップで何が変わる?
吸った息が肺、肋骨へのスムースな空気の通りを確保するために、「胸を閉じない」事は最重要ポイントです。みなさんはどのようなストラップを使用していますか。
左の写真は「B.AIR バードストラップ」、右の写真は「YAMAHA 新品楽器の付属ストラップ」でございます。
上の2枚の写真はどちらもアルトサックス用ストラップでが、どちらがよりスムーズな息の出し入れができると思いますか?
おおよそ予想はつくかと思いますが、左のほうが首元を圧迫しない開放的な構造になっています。首元のVプレートという金属のプレートがあることでスムーズな息の流れを実現しています。
また、テナーサックスやバリトンサックスなど本体の重量が増すほど、首への負担が大きくなります。その場合には肩に支えを置くショルダータイプのストラップや、リュックのようなハーネスストラップなどをご検討されても良いのではないでしょうか。
※こちらはショルダータイプストラップです。
楽器の大きさ・重量にかかわらず、ご自身が吹きづらい、息の出し入れがしづらいと感じた際に少し思い出していただけるような記事になっていると嬉しいです!
まとめ
いかがでしたか♪
楽器のことはもちろん、奏者の方がより心地よく演奏していただけるためのご相談もお伺いいたします。過去の豆知識には、様々なお悩みに対応する掲載がございますので、機会がございましたらご覧ください!
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
当店では、
- フルート/ピッコロ
- クラリネット
- オーボエ
- サックス
- トランペット/コルネット
- ホルン
- ユーフォニアム
- トロンボーン
- マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!
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