普段何気なく目に入るマークはどんな意味や歴史があるのでしょう。
今回の豆知識は、いくつかの管楽器メーカーのロゴに込められた意味や歴史を簡単にご紹介します!
Buffet Crampon
クラリネットといえばBuffet Crampon!と言っても過言ではないほど世界中で愛用されるメーカーです。
約200年の歴史を持つBuffet Cramponは、2016年190年間続けてきた挑戦と変革を、今後ますます力強く続けていくという決意の証として、ロゴ・マークを新デザインに変更しました。
1825年に創業し1844年に旧ロゴマークが誕生しました。
まだまだ長年愛されてきた旧ロゴマーク(写真左)に馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
H.Selmer
セルマー社は世界に先駆てサクソフォンやマウスピースを製造し、アンリ・セルマー氏によってパリに最初の工房が開設され130年以上の歴史を誇るメーカーでございます。
1926年に、月桂樹の輪に「アンリ・セルマー・パリ」というアルファベットを組み合わせた新しいロゴが考案されました。
このロゴはセルマー社の証として、現在も楽器に刻印されております。
この「アンリ・セルマー・パリ」を囲う月桂樹の花言葉は「栄光」「勝利」という意味があるという説もございます。
現在、世界中の音楽家たちに愛用されるセルマー社は、このロゴに強い意志を込めたのかもしれませんね。
SANKYO FLUTES
1968年に三響フルート製作所が設立し、
腕利きの職人たちにより現在では様々なラインナップを取り揃えるフルートメーカーです。
メーカーロゴは、響の一文字を逆三角形にデザインしたもので、中心部分はFになっています。
おそらく、FluteのFかと思われます。
SANAKYOは1995年には世界初の24Kフルートを完成させたメーカーでもあります。
YAMAHA
楽器や音楽製品、サービスを提供する国内最大楽器メーカーのYAMAHAは、実はもう一つの顔があります。
YAMAHA発動機と呼ばれ、バイクや発電機を取り扱うメーカーです。
この2つのメーカーロゴマークは一見同じに見えますが、実はよく見ると少し違いがつけられているのです。
上:YAMAHA発動機株式会社(バイク、発電機etc…)
下:YAMAHA株式会社(楽器、音楽製品etc…)
1つ目は、YAMAHAの「M」の文字の中央部分が下までついているか、ついていないか。
2つ目は、音叉のロゴマークをタイヤのホイールに見立てており、音叉が内側の円を突き抜け外周まで伸びています。
全てがつながることでタイヤのホイールのように見えるそうです。
1898年に「音叉をくわえた鳳凰図」商標として制定され、現在にいたるまで数多くのロゴマークを制定してきたようです。
変遷してゆくロゴマークの背景にはYAMAHAや社会の音楽情勢が伺えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
管楽器奏者の方は馴染み深いメーカーですが、意外とロゴの意味やいつロゴが改定されたなど知る機会が少ないかと思います。
当店では、
・フルート/ピッコロ
・クラリネット
・オーボエ
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン/ユーフォニアム
・トロンボーン
・ウィンドシンセ
・マウスピース
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!
お気軽にコメントしてください。