Martin D-45 2002年製
楽器買取専門店のQsic(キュージック)では、不要になった楽器を買い取りしております。
神戸店やなんば店での店頭買取はもちろん、宅配買取サービスで日本全国のお客様から楽器を買い取っております。
本記事では、Qsicの楽器買取サービスをとおして入荷したお品の中でも、ひときわ価値が高い一品をご紹介します。
Martin D-45 2002年製を買取させていただきました。
説明不要の人気モデル。
アコースティックギターの基本形ともいえる、ドレッドノートの始まりでもあります。
ドレッドノートは低音が力強く、生音の音量もしっかりとしています。
このD-45は、マーティンらしいきらびやかなサウンドも相まって、大変リッチな音色。
フォーク世代の方は、喉から手が出るほど欲しい憧れのモデルでしょう。
著名なミュージシャンも多数愛用しており、サウンドの良さや造りの良さについては、あらゆるところで語りつくされています。
Martin社のOfficialサイトによると、なんとお値段は9,699ドル=1,403,314円
「…高い。」
という感想は否めません。
しかし、様々な要素を紐解けば、その価値もご納得いただけることでしょう。
熟練した技術者によるハンドメイド
楽器の中には大規模なライン工場で作られるものもあります。
大量生産して、より効率よく多くの人に手に取ってもらうためです。
しかし、マーティンはハンドメイドにこだわっています。
ペンシルベニア州にある彼らのショップから出荷されるすべてのギターは、機械ではなくハンドメイドによるものです。
ハンドメイドは高い技術を必要とし、機械よりも時間が掛かります。
熟練した技術者が時間をかけて作った楽器には、物理的な正確さとは別の価値があります。
また、現在のアコースティックギターの設計や構造は、そういった熟練した技術者がいなければ生まれなかったものでもあるでしょう。
アコースティックギターは、木材の共鳴がサウンドに強く影響します。
そのためマーティンはどの木材を使い、どのような形状にするかということを長年研究してきました。木材の乾燥技術や木目が音に与える影響など、マーティンは約2世紀にわたり研究し、それらのエキスパートとなったのです。
スキャロップド・ブレーシング
多くの方がイメージするマーティン独特のサウンドは、マーティン社が長年にわたり研究を続けてきた結果、得られたのもでしょう。
そのサウンドの要ともなる設計のひとつにブレーシングがあります。
ブレーシングは、ギターを支え、本体に歪みが出ないように補強する役割があります。
組み方や精度で、サウンドも激変します。
D-45に使われているスキャロップド・ブレーシングは、トップのブレイシングを波状に削り取った(=スキャロップ)ものです。
スキャロップ加工をしないものと比べ、トップ板を震わせやすくするとも言われています。
本体そのものの軽量化にもなり、一石二鳥。
またブレイシングパターンは”Xブレイシング”を採用。
これはMartinが考案したもので、現在ではMartin以外のアコースティックギターでも多く使われています。また後述しますが、Martinは高品質な木材にもこだわっており、ブレイシング材も同様に高品質なものが使われています。
1833年から続く歴史
マーティン・ギターを買うということは、単にギターを買うというだけでなく、その歴史を買うということにも通じます。
最初のマーティン・ギターが一般に発売されたのは1833年。
D-45は、1933年に発売されています。
89年もの歴史あるモデルが現在でも製作され、世界中で人気のままというのも稀でしょう。
移り変わる音楽史の中を、トップで走り抜いてきたモデルです。
環境に配慮した持続可能な木材調達
意外と知られていないかもしれませんが、
マーティンは、世界でもいち早くサステナブルな木材調達を実践したメーカーでもあります。
アコースティックギターのほとんどは木材でできています。
木材の伐採が環境全体に影響を及ぼすことは周知のことでしょう。
1990年、マーティンは独自のエコロジーポリシーを策定しました。
SDG’sがトレンドになるずっと前から、ギター製作が与える環境への影響に目を向けていたのです。
さらに、プリファード・バイ・ネイチャー(PBN)のFSC認証を取得。
PBNは、レインフォレスト・アライアンスに認められた組織です。
木材を調達するための最も高い基準を定めており、その認可を得たうえで、木材を調達しています。
つまり、マーティンはそのエコロジー基準を満たさない限り、ギターを製作/販売することができないのです。
一生モノのギター
そのような高いエコロジー基準と、楽器としての高い品質を兼ね備えた木材。
高い技術と歴史から生み出された設計。
多くの著名なミュージシャンが愛用し、育まれたステータス性は、その他の楽器は類を見ないでしょう。
D-45は、それらすべてを備えた一生モノのギターです。
定価では140万を超えるものも、Qsicですと1,045,000円(税込)
こちらのギターは、中古品としては大変きれいな状態で、まだまだ演奏を楽しんでいただけます。
気になった方は、ぜひお問い合わせください。
当店販売サイトより(このページでもご注文可能です。)
※このページでもご注文可能ですが、たくさん画像をご用意しておりますので商品ページもご覧ください。
≫ Martin D-45 2002年製 [TI780]
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