久しぶりの懐かしいアンプ紹介でございます。
今回も、時代を象徴する小型アンプが入荷して参りました。
これは、避けて通るわけにはいかないだろうということで・・・
「Guyatone GA-50F」
でございます。
当商品をお調べしますと、1988年のカタログに掲載されているようでございました。
定価:19,800円(当時)
出力: 最大 10W/平均 5W
サイズ:W270 × H265 × D145 (mm)
重量:約 4kg
このアンプの特筆すべき点は何と言っても
「真空管が搭載されている」
点でしょうか。
当時の風潮といたしまして、【チューブアンプで練習をしないと上手くならない】というのがございました。
しかしながら、チューブアンプは高価でギターを始めたばかりの学生さんに手の届くものではありませんでした。
今よりも楽器は高価なものというのが世間一般にも認識されていた気が致します。
80年代後半の認識で、入門用として推奨されていたギターが大体30,000円から50,000円までぐらいでしょうか。
そんな時代で真空管アンプは安いものでも3万円台後半だったとお伺いしております。
ほぼ本体と同じ価格です。
そんな時代に、2万円を切る価格で発売されたこのアンプは衝撃であったと当時を知る方からはお伺いしております。
サウンドの方は、2022年の今聞いても使える音だと言えるかと存じます。
GAINで音作りをして、LEVELで音量を下げてあげれば全然自宅でも使える仕様で、ヘッドフォン端子も搭載されており言うことなしのスペックでございます。
今となっては中古市場でもなかなか見かけることが少なくなったこのアンプ、興味のある方は見かけた際に是非お試しされることをおすすめ致します。
さて最後に雑談程度に(笑)、このモデルが発売された1988年とはどのような時代だったかをお話して締めくくれればと存じます。
今からおよそ34年前。和暦が「昭和63年」。
昭和最後の年という印象が強いですね(64年もありますが数日なので)。
<出来事>
・ドラゴンクエストIIIが発売
・リクルート事件発覚
・大塚製薬が「ファイブミニ」を発売
・「となりのトトロ」公開
<音楽>
・光GENJIが大ブーム
・BOOWY解散
・George Michael「Faith」のヒット
・George Harrison「Got My Mind Set On You」のヒット
・Guns N’ Roses「Sweet Child O’ Mine」のヒット
・エレファントカシマシ デビュー
・筋肉少女帯 デビュー
・JUN SKY WALKER(S) デビュー
このような時代でした。
後追い世代ではございますが、BOOWY解散の年というのが個人的に一番印象的でしょうか。
「となりのトトロ」などはもっと昔からやってたような気もするんだけどと思ったり(笑)。
こんな時代に発売された商品の紹介でございました。
色々と年数を経た商品なども入荷してまいりますので、当社WEBページをチェックいただけますと幸いにございます。
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