【入荷特報】特別仕様のLOREE Model Cが奇跡の入荷 

LOREE Model C [NI354]

F.LOREE Model C を買い取りさせていただきました。

F.Loree社は、1881年にフランスで創業。
1906年に、コンセルヴァトワール式を開発。
それが今でもオーボエのスタンダードな設計になっていることは以前にも書きました。

Model Cシリーズは、コンセルヴァトワール式オーボエの始めのモデルで、歴史が深いモデルです。

さらにこちらの個体は、日本ダブルリード協会(JDR)の仕様が施されており、キイの変形防止を90%和らげ長持ちさせる効果もございます。

コンセルバトワール式

パリ国立高等音楽院教授のジョルジュ・ジレと協力し、コンセルヴァトワール式を研究開発、完成にまで至りました。

音孔の位置を体系化し、オーボエ特有の繊細な音色を保ちながらも指使いの簡素化を実現。速いフレーズも演奏しやすくなっています。
それまでのオーボエにあった、合わせにくい音程や困難な演奏技術という欠点を、見事に克服。パリ音楽院にも認められ、世界中に広がっていきました。

1906年から、100年以上経った今でもスタンダードとして残っているということは、それだけ実践的なシステムだと言えるでしょう。

140年もの歴史があり、現代のオーボエの原型をも創り出した、F.Lorée社。
当然、世界中のミュージシャン、アーティストからも厚い信頼を得ています。

Loreeを使用しているアーティスト一覧

また、ブーレーズ主宰のEIC(Ensemble Intercontemporain)のオーボエ奏者だったLaszlo Hadady氏もロレーを愛用しています。
彼はEICで、ロレーを吹いたときに「今日は音程がとてもいいね」とブーレーズ氏から直々に褒められ、ロレーに持ち替えたという逸話があります。

オーボエサウンドのトレンドとLOREE社

オーケストラにおけるオーボエの音色は、国によってサウンドに違いが有りました。
フランス、ドイツ、アメリカ、オランダでそれぞれ個性があったのです。
フランスは明るい音色、ドイツは硬質で角張った音色。アメリカはその中間で、かつ”ダークな音色”と表現されることが多いのが特徴です。
80年代ではすでに、アメリカのオーボエ奏者の9割がロレー社のオーボエを使っていたという話です。

その頃から、オーケストラにおけるオーボエの音色が全体的にアメリカの音色に向かい、ロレー社のオーボエはその皮切りとなったのではないかと言われています。
フランスに工場を持つロレーが、なぜアメリカでここまでメジャーになったのかは諸説ありますが(マルセル・タビュトーの影響や、440Hzのオーボエを多く製作していたからなど)、
現在でも、アメリカのオーボエ奏者は、「ロレーを吹かないと仕事がもらえない」と思っている人が多いといいます。

長い歴史と、信頼の置ける設計のF.Loreeの歴史的モデルのModel C。

中古ではなかなか見られない特別な一品でございます。

気になった方はぜひ一度お問い合わせください。

当店販売サイトより(このページでもご注文可能です。)

※このページでもご注文可能ですが、たくさん画像をご用意しておりますので商品ページもご覧ください。
LOREE Model C [NI354]

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