珍しい楽器をご紹介! 

先日、非常に珍しい楽器を買い取りさせていただきました!
トランペットとトロンボーンを合体させたような見た目をした、不思議な金管楽器です。
今では滅多に見ることがなくなってしまいましたが、ジャズやポピュラー音楽では使われている楽器です。
その名も、「バルブトロンボーン」といいます。
今回はバルブトロンボーンについてご紹介いたします!

どんな楽器?

見た目や音色はトロンボーン、運指はトランペットと同じように演奏ができるB♭管の楽器で、ピストンだけでなくロータリータイプの個体もあります。

金管楽器のバルブ機構の発明に伴って誕生したと言われており、当時ではスライドでの難しい演奏時に使用されていたようです。

19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に広く使われており、バルブトロンボーンを使用して演奏することを想定し書かれた曲もたくさんありました。

しかし、スライドトロンボーンの演奏技術や楽器本体のレベル向上などにより、バルブトロンボーンは今ではあまり見られない珍しい楽器となってしまいました。
ポピュラー音楽の世界では著名な奏者(ボブ・ブルックマイヤーなど)の間で使用されるようになり、今でも根強いファンを持つ楽器です。

まとめ

いかがでしたか?
毎日たくさんの楽器が当店へ入荷いたしますが、中にはこういった珍しい楽器や希少なビンテージ品などもございます。
その度、たくさん勉強させていただき本当にキリがなく面白いなぁと感じています。
自分の演奏する楽器の歴史を調べてみるだけでもたくさんの発見があるかもしれません!
もっと深く知っていただくきっかけになれば嬉しいなと思います^^

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