明日使える豆知識:世界のヤマハ楽器がバイクを作った理由と歴史 

世界中、誰でも知っているといっても過言ではない楽器メーカー、ヤマハ社。
当店でも、ギター、ベース、管楽器など様々なヤマハ社製の楽器を買い取りさせていただいています。


※写真は以前に買い取りさせていただいたオーボエ、YOB-831L。

QsicのYAMAHA製品一覧

長い歴史に裏付けられた高い技術力、量産性と安定性も兼ね備えた同社は世界でも指折りの楽器製造企業です。

そんなヤマハ社について、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「ヤマハって、楽器もあるけどバイク(ヤマハ発動機)もある。ぜんぜん違う分野なのになんで?」

この記事では、ヤマハ社の楽器製造とは違う側面も覗いてみましょう。


※写真は以前に買い取りさせていただいたキーボード、MONTAGE7。

創業

1889年に静岡・浜松で山葉寅楠氏が創業した合資会社「山葉風琴製造所」が始まりです。
風琴とは、オルガンやアコーディオンのこと。
もともとは楽器製造からのスタートでした。

1950年。第4代社長の川上氏就任。
1953年に「オートバイのエンジンを試作せよ」と司令を出したのがヤマハ発動機の始まりだそうです。
というのもヤマハ社は、世界大戦の時代に航空機の木製/金属製のプロペラや、その試験用のエンジンを製作していた事がありました。
それらの製造を支えたのが、長い歴史で培った楽器製造技術。
ピアノのフレームは、20トン近くにもなる弦の張力を受け止める強さが必要です。また、適度に振動することで音質を高める弾力性のような性質も十分に備えていなければなりません。これらの要素をひとつの鋳物に持たせるノウハウを、楽器製造をしていくなかで蓄積していたのです。

川上氏は、世界大戦が終わった後も戦中に得た技術や機械を無駄にせずに、発展の足がかりにするのがねらいがありました。
そうした事がきっかけで始まったバイク製造が、大きく広がっていった。といういきさつのようです。
ヤマハの強さの秘密は、技術力だけではなく発想力にもあったのでしょう。

その後もバイクに限らず、マリン製品や発電機、工業機械と幅広く開発をしています。。

参照:ヤマハ発動機鋳造歴史物語

2015年には、ヤマハ発動機とヤマハの楽器製造部が共同で開発したResonator125というバイクが発表されています。

管楽器の匠の技である彫刻(エングレービング)を施した、マフラーやタンクキャップ。伝統のピアノ製造技術で培われた天然木を用いた化粧パネルをあしらったタンクサイドとリアカウルを装備したバイクが発表されています(発売はされていない様子)。

Resonator125の写真

楽器演奏者+バイク乗りという方でしたら、ぜひともほしいと思う一台。

Qsicでは、バイクの買取はしておりませんが、ヤマハ社の楽器製品の買取は大歓迎でございます。

BB3000

※写真は以前に買い取りさせていただいたエレキベース、BB3000。

ぜひ、不要になった楽器をお持ちの方は当店にご連絡ください。

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