シンセサイザーやキーボードには、外部のアンプやミキサーと接続して出力するためのOUTPUT端子が備えられています。
多くのキーボードやシンセサイザーはL/Rのモノラル端子が背面に装備されているのですが、家庭用ファミリーキーボードではOUTPUT端子としては設けず、ヘッドフォン端子がOUTPUT端子も兼ねている、という場合が多く見られます。
つまりファミリーキーボードのOUTPUTはステレオ仕様なのです!
イヤフォンやヘッドフォンは左右に分かれて出力するステレオ仕様であり、こちらにケーブルを接続して出力する場合、一般的なモノラルのフォーンケーブルではなく、ステレオケーブルが適応する規格となります。
あまり家庭用キーボードをアンプ出力する機会は少ないかと思うのですが、ご家庭のスピーカーに接続することはあるかもわかりません。
ですので、「こういう構造だよー」ということを覚えておくと「あれ?出てる音がなんか変だよ?」ということがなくなるかと思います。
そして、ここ数年で多くのモデルの出力端子がミニプラグ仕様に変更されました!
次なる注意点!3極プラグと4極プラグ!
ミニプラグとなりましても、基本的なステレオ出力に変更はありません。
ただ、今度はイヤフォンやヘッドフォンの方で気をつけなければならないことがあります。
4極のプラグを持つイヤフォンやヘッドフォンが一般的になってきましたが、メーカー様は「必ず3極のプラグを使用してください。それ以外のタイプは適応しません。」と明記していることです。
「えっ?なに?3極?4極?」
ってなりますよね><
安心してください!説明いたします!
一般的に使われている再生用のイヤフォンやヘッドフォンは3極プラグとなっているのですが、こちらにマイク機能やリモートコントロール機能を追加したのが4極プラグです。(見た目だけでいうと、線が1本増えます。)
スマートフォンやパソコンで使用することが増え、マイク機能付きのイヤフォンやヘッドフォンをお持ちの方も多いと思います。
絶対に音がでないわけではないんです。
私の所有楽器のヘッドフォン端子では4極プラグでも問題なく音が出たのですが、やはり適応しない場合もあるかと思います。
「なんだか最近、出音が変だなぁ」と感じた場合は、プラグの規格が適応していないかもわかりませんので、一度ご確認いただけると良いかと思います^^
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